3年間でポリオ・プラスに1憶ドルのチャレンジ
(米国カリフォルニア州、サンディエゴで開催中の国際協議会における水曜日の本会議で、次期ガバナー・エレクトに向け、今後3年間で1億米ドルというポリオ・プラスの拠金のチャレンジについて発表する、ロバート S. スコット財団管理委員長)
「ロータリーは、ポリオを撲滅すると世界の子供たちに約束しました。この約束を忘れてはなりません」と、水曜日の国際協議会本会議でスコット管理委員長は述べました。
ロータリーは
ポリオ・プラスのための募金を最優先しなければならないと、次期地区リーダーに向けて語るスコット管理委員長。3年間で1億米ドルという拠金目標を掲げるポリオ・プラスのチャンレジについて説明発表を行いました。今回の拠金目標は、ポリオ撲滅活動を支援するためにビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団から11月に授与された1億ドルの補助金に応えるためのものです。この補助金は、ロータリーが同額を組み合わせることを条件としていました。今後3年間にポリオ・プラスに寄せられる寄付金はすべて、この1億ドルの同額組み合わせ金に算入される、とスコット委員長は述べました。
パワーポイントのプレゼンテーションを駆使しながら、スコット管理委員長は、1985年以来のロータリーの多大な功績について聴衆に説明し、撲滅の仕事を完遂するというロータリーの役割を強調しました。「私たちはどうすればポリオを撲滅できるかを知っています。これは確かです」とスコット管理委員長は語ります。
ゲイツ財団の共同委員長ビル・ゲイツ・シニア氏、ならびに国連の潘基文事務局長からのビデオメッセージで、両氏は、世界的な撲滅活動を続けていくようロータリアンに呼びかけました。「ロータリーの指導力が、これまでになく必要とされています」と潘事務局長。ゲイツ氏は、ロータリーが「驚異的な達成」をまさに成し遂げようとしていると、聴衆を激励しました。
スコット管理委員長の発表の後、第7770地区(米国サウスカロライナ州)のガバナー・エレクト、アン・ウォーカー氏は次のように語っています。「自分たちの始めたことを終わらせないなんて、馬鹿げています。私たちがポリオを撲滅しなければなりません」
第9140地区(ナイジェリア)から出席したガバナー・エレクト、オググア・ヌワンク氏は、スコット委員長が提示したこのチャレンジが、真に「夢をかたちに」するものである、と述べます。「撲滅まであと一歩です。私たちは、仕事を成し遂げ、ポリオを歴史の教科書の一頁に追いやることができます」
記事執筆:Ryan Hyland
国際ロータリー・ニュース:2008年1月17日

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