2011−12年度の地区協議会(5月14日)(於)京都国際会館
13時より、現栗田幸雄ガバナーの点鐘ではじまり、国歌・ロータリーソングの斉唱、来賓紹介の後、2011−12年度の今西信裕ガバナーよりガバナー補佐、役員、地区委員長、オブザーバー紹介されました。
本協議会は、研修リーダー所管であり現研修リーダーの神谷保男PDG,次年度研修リーダー橋本長平PDGがリーダー挨拶をされた。
13:25よりいよいよ次年度の「RIテーマ、地区テーマ、地区目標」を説明されました。
(地区協議会冊子、P29-40参照)
●RIテーマ
「こころの中を見つめよう、博愛を広げよう」
(Reach Within to Embrace Humanity)
●次年度RI会長バネルジー会長の奉仕において強調事項
・強い家族を築く
・私たちが得意とすることを継続する
・変える必要のあることは変える 変化に対応する
●RI重点事項
ポリオプラス、青少年プログラム、それに6つの重点分野として以下のことがあげられた。
・平和と紛争予防、紛争解決
・疾病予防と治療
・水と衛生設備
・母子の健康
・基本的教育と識字率の向上
・経済と地球社会の発展
●地区テーマ
「良き伝統を守り、新しいロータリーに挑戦しよう」
(注)この地区テーマはロータリーにおけるテーマはRIテーマが唯一のテーマであり、地区ガバナーはRIの役員の一人であり、地区テーマというより、ガバナーの個人の指針、心情と解釈すべきである(杉田)
●地区運営方針
1.クラブの長期計画(戦略プラン)の立案と、未来につながるクラブの活性化を目指す。
2.将来のリーダーを担う人を育てる。リーダーを育てるための研修を充実する。
3.私たちのロータリー財団、米山記念奨学会を積極的に支援し、そのプログラムに参加し実施する。
4.会員増強、多様性のあるクラブ拡大に努力し、RI2650地区での会員減少に歯止めをかける。
5.地区組織を合理化し、シンプルにして、無駄を排除し、資金の効率運用に努める。クラブ負担の軽減を目指す。
6.長期計画の中核となる価値観(奉仕、親睦、多様性、高潔性、リーダーシップ)ロータリーのDNAを行動で強調する。
7.ロータリーの未来のために、今、何をなすべきか考える。
上記各項目について具体的な説明がされたが、地区分担金(東日本災害復興支援金)として一人10,000円の徴収の話があった。寄付の性格を逸脱したガバナーご自身の話で、納得いかない。ガバナー会ってどんな権限があるのでしょうか?ただ、ガバナーの集まりの会ではないでしょうか。この度の協議会資料によると、東日本災害復興支援特別委員会を立ち上げられるようです。
●基調講演
「これからのロータリー」と題して千元室氏より50分間の講演があった。
●クラブ長期計画の策定
松原六郎地区研修副委員長より各クラブに対し「長期計画策定」のメリットを説明され策定するよう依頼された。(14:45−15)
<小休憩>
●分科会
15:20−16:50
分科会は11部門(会長、幹事、クラブ研修リーダー、クラブ管理運営、会員増強、ロータリー財団、職業奉仕・社会奉仕、奉仕プロジェクト、広報、米山奨学)に分かれ、リーダー、アドバイザーが講師となり開催された。
私は、クラブ研修リーダー部門。(代理:杉田)に参加しましたが、「クラブの長期計画書」の策定を「長期計画書の策定ツール」の資料提供があったが、本年6月末までに作成という性急な地区研修リーダーからの要望である。「自クラブの状況を把握するためのアンケートなどによる調査をはじめ策定前段階の作業もあり、クラブというより個人的見解のようなものとなりかねない、この性急では、ただただ作成しましたという代物であり、クラブの活性化をまじめに取り組もうとする目的から離れたものになろう。本年度中に作成するなど、手順の期間を設けてしっかり取り組みと作成援助をアピールすべきと思う。研修リーダー自身のクラブの状況はどうなんだろうか、「こんな無理(短期)なスケジュールでは・・・」と疑う。ただフォーマットに書けばとしか受け取れない。実際に作成していないから性急なことをいうのだろう。
地区(研修リーダー)からは、すでに先のPETSでお伝えしているとの話・・・
出席者より、「ほとんどその話は聞いていない」との反発もあり、地区の研修リーダーの性急すぎる要求?とおもう。
大和高田RCは2009-10年度に策定済みであるが、2010-11年度の「棚卸し」を今年度中に行い、単年度の見直しなどフォローしなければならない。これは、一度作ったらおしまいというものでなく年度毎に再評価、見直しを繰り返しクラブの活性化、革新性を図らなければならない。これがわがクラブでは研修リーダー(研修・規定委員会)の仕事であろう。
<他の分科会報告は別途出席者よりお願いします>
●地区予算の説明
17−17:30
予算書は4650人を想定して立てている。(会員目標は4700人で現在会員数)
2011-12年度の地区分担金は
1.個人の分担金
地区への分担金について、会員は正確に把握していない方が多いと思うが、2650地区はおそらく国内の中でも高い方の分担であろう。
東日本災害復興支援分担金(10,000円)を加えると、43,000円/人となる。
世界社会奉仕事業分担金も1,000円から2,000円とアップし、前年度からすれば、11,000円のアップとなっている。
(
分担金の内訳)
地区資金: 10,000円
ガバナー事務所: 5,000円
国際青少年交換: 1,000円
世界社会奉仕: 2.000円
IM分担金: 3,000円
地区大会: 10.000円
ガバナー月信: 1,000円
新世代育成基金: 1,000円
東日本震災復興: 10,000円
--------------------------
小計 43,000円
2.クラブ分担金
ローターアクト提唱クラブ: 60,000円(未提唱クラブ:30,000円)
インターアクト提唱クラブ:100,000円(未提唱クラブ:20,000円)
3.地区大会登録料
10,000円
年間地区関係経費(個人)
(1〜3)では・・・大和高田RC会員(100名とすれば1人当たり)
43,000+600+200+10,000=
53,800円(地区大会登録の場合)
RIの分担金
51米ドル/年・・・・@\85/1$・・・・
4,335円
まとめ
会員の分担金:58,135円/人(大和高田RC会員の場合)
◆個人寄付目標
財団(年次寄付:160米ドル=13,600円)、米山奨学会(一般寄付:24,000円)への寄付目標、その他義捐金(一般寄付)、ニコニコなどが加算される。
リアルクラブの会員はその他年会費(クラブ運営)を2期に分けて徴収されます。
以上を持って、2011−12年度の地区協議会の報告といたします。
竹村丸の出帆も、もうすぐです、皆様のご協力をお願いします。
<追加写真>
私の所感:
創立50周年事業が終わったところではあるが、新しい50年のスタートの年。地区協議会は、ロータリーおよびクラブにとっても重要な協議会であり、役員、主要委員長(理事含む)は出席義務者であり、次年度の活動の中心となる方々と思う。代理出席が多いのは残念でなりません。理由はあろうと思いますが、日程は突然のことではなく事前に発表されており自覚がほしいものである。
当日の資料を、委員長はしっかり読み各委員会の2011−12年度の委員会活動方針を早期に定めておく必要がありましょう。ご苦労様でした。
杉田 博(記)

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