新型コロナウィルスT  震災・災害

生物学科学科長ご挨拶
 
この4月から生物学科の学科長を仰せつかりました塚谷からご挨拶を一言申します。

コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、きわめて変則的な新学期の開始となりました。

日々情勢が変わる中、学科のカリキュラム方針も日々定まらない状態が続いています。

その中で一貫して心に留めていただきたいことを、専攻のウエブサイトから公表しました(下記「関連ページ」よりご参照下さい)。

これは本学科の大橋先生が計算されたシミュレーションに基づく、いわば警鐘とも言えるものです。

要点をかいつまんで言えば、通常の活動レベルを100としたとき、それを40まで落とさない限り、医療崩壊を来す水準にまで、急激な感染者増加が起きてしまう、しかもそれを本気にせず普段通り行動する人が1%でもいると、そのほかの人たちが行動自粛をしていても、急激な感染者増加と医療崩壊が避けられない、というものです。

これは大変厳しい推定ですが、同様の結論は政府「クラスター対策班」の北海道大学・西浦博教授も算出しておられます。したがって極めて蓋然性の高い推論と思われます。

大橋先生のシミュレーションのもととなった仮定及び計算については、同様に専攻のウエブサイトにありますのでご覧ください。そして、ぜひこの警鐘を心に留め、行動をしてください。

さらに、この行動抑制から逸脱する人が1%未満となるよう、ぜひ、みなさんの発信力を駆使して、この情報を保護者の方、ご家族、友人、知人にいち早く拡散してください。

生物学の知は、普段は純粋に基礎科学に貢献するためにあります。

しかしこうした緊急を要する大災害時においては、人々の日常を大きく左右する潜在的な力をももっています。

その力をいまこそ発揮するため、どうぞ協力をしてください。
よろしくお願いします。

そしてこの災厄が落ち着いた時、また、基礎科学研究に戻ってくることにいたしましょう。

令和2年4月1日

東京大学・理学部生物学科学科長 塚谷 裕一





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