アカソ 植物
通りすがりに、木陰で何か刈り取った草をいじっている方がおりました。
ちょっと見でしたが、アカソみたいに見えたような気がしました。

それともミヤマイラクサかな?
ミヤマイラクサはこの辺りではアイコとも呼び、山菜として食べますが、食べる人はほんの一握りくらいで、めったに食べません。
山形、秋田で食べたことがありますが、この辺りのアイコは茎が細くあまりおいしいものではありません。
それでも、確認しないと、後々まできっと気にかかりそうでUターンしました。

お二人は刈り取ったアカソの葉をそぎ落とす作業をしていました。
繊維を採るのだそうです。
織物用かと思ったら、編み物用とのこと。
最近、会津の工人祭りに行き、ヒロロの編み組みを習い始めたそうで、ヒロロに模様を編みこむためにやや色合いの異なるアカソの繊維を使うのだそうです。
以前、会津三島町の工人祭りを見せていただいたことがあります。
その際、アケビやヤマブドウの編み組み作品をたくさん見ることができました。
現在は国指定の伝統的工芸品になっていたと思います。
そうした編み組み工芸の中にヒロロで編んだバッグやポシェットがありました。
その時の話では、ヒロロとはミヤマカンスゲのこと。
ミヤマカンスゲのことをホンヒロロ、他にウバヒロロという草も使い、こちらはオクノカンスゲだということでした。
色合いの違いで模様を出していたかどうかまでは憶えていませんが、模様をいれたいと考えてもおかしくないですよね。

この日のお二人によると、ヒロロもアカソも6月のこの時期に採取するのがいいと教わって来たそうです。
アカソをこんな風に活用するなんて初めて知りました。
昔は「活用」だったでしょうが、現在はもしかしたら「アカソを楽しむ」かもしれませんね。
ちょっと見でしたが、アカソみたいに見えたような気がしました。

それともミヤマイラクサかな?
ミヤマイラクサはこの辺りではアイコとも呼び、山菜として食べますが、食べる人はほんの一握りくらいで、めったに食べません。
山形、秋田で食べたことがありますが、この辺りのアイコは茎が細くあまりおいしいものではありません。
それでも、確認しないと、後々まできっと気にかかりそうでUターンしました。

お二人は刈り取ったアカソの葉をそぎ落とす作業をしていました。
繊維を採るのだそうです。
織物用かと思ったら、編み物用とのこと。
最近、会津の工人祭りに行き、ヒロロの編み組みを習い始めたそうで、ヒロロに模様を編みこむためにやや色合いの異なるアカソの繊維を使うのだそうです。
以前、会津三島町の工人祭りを見せていただいたことがあります。
その際、アケビやヤマブドウの編み組み作品をたくさん見ることができました。
現在は国指定の伝統的工芸品になっていたと思います。
そうした編み組み工芸の中にヒロロで編んだバッグやポシェットがありました。
その時の話では、ヒロロとはミヤマカンスゲのこと。
ミヤマカンスゲのことをホンヒロロ、他にウバヒロロという草も使い、こちらはオクノカンスゲだということでした。
色合いの違いで模様を出していたかどうかまでは憶えていませんが、模様をいれたいと考えてもおかしくないですよね。

この日のお二人によると、ヒロロもアカソも6月のこの時期に採取するのがいいと教わって来たそうです。
アカソをこんな風に活用するなんて初めて知りました。
昔は「活用」だったでしょうが、現在はもしかしたら「アカソを楽しむ」かもしれませんね。
2017/6/26 12:56
投稿者:カエデ
2017/6/26 11:44
投稿者:やまがっこう
カエデさん こんにちわ(^^♪
お久しぶりです。
ただいま「まほろん」では、企画展「編む・組む・削る」と題して、植物利用の技術史の展示を行っています。その中でアカソやヒロロのことなども展示しています。民俗技術の伝承に力を入れている学芸員の力作展示です。素晴らしい内容です♪
http://www.mahoron.fcp.or.jp/bosyu/2017/2017_amukumukezuru_tenji.html
カエデさんも、もしよろしかったら、「まほろん」の企画展をご覧いただければと思います。
アカソは赤苧、カラムシは、たしか青苧、そして大麻は麻苧と言ったのでしょうか。
カエデさんが撮影された写真に写っている方も、これからアカソの茎の皮剥ぎしてから苧引き(おひき)して繊維を取るのかもしれませんね。「まほろん」でも、これからカラムシを収穫して同じ作業をして苧引きをして繊維を取ります。
先週は、僕、栃木市の精麻問屋の郷土館に行きまして、大麻から精麻を作る工程を教えていただきました。
「編む・組む」そして「織る」という民俗技術は大事に保存したいですね。
大麻は、麻薬問題などから栽培許可を得るのが困難で、将来が危ぶまれています。やはり大麻というと麻薬をイメージしてしまうのでしょうか。伊勢神宮のお札も「伊勢神宮の大麻」と言うのです。神職関係者は、将来的にも日本産の麻を使いたいと願っているのですが、将来は不安なようですね。
お久しぶりです。
ただいま「まほろん」では、企画展「編む・組む・削る」と題して、植物利用の技術史の展示を行っています。その中でアカソやヒロロのことなども展示しています。民俗技術の伝承に力を入れている学芸員の力作展示です。素晴らしい内容です♪
http://www.mahoron.fcp.or.jp/bosyu/2017/2017_amukumukezuru_tenji.html
カエデさんも、もしよろしかったら、「まほろん」の企画展をご覧いただければと思います。
アカソは赤苧、カラムシは、たしか青苧、そして大麻は麻苧と言ったのでしょうか。
カエデさんが撮影された写真に写っている方も、これからアカソの茎の皮剥ぎしてから苧引き(おひき)して繊維を取るのかもしれませんね。「まほろん」でも、これからカラムシを収穫して同じ作業をして苧引きをして繊維を取ります。
先週は、僕、栃木市の精麻問屋の郷土館に行きまして、大麻から精麻を作る工程を教えていただきました。
「編む・組む」そして「織る」という民俗技術は大事に保存したいですね。
大麻は、麻薬問題などから栽培許可を得るのが困難で、将来が危ぶまれています。やはり大麻というと麻薬をイメージしてしまうのでしょうか。伊勢神宮のお札も「伊勢神宮の大麻」と言うのです。神職関係者は、将来的にも日本産の麻を使いたいと願っているのですが、将来は不安なようですね。
こんにちは
ちょうど企画展中ですか。
アカソから繊維を採るなんて想像したことがありませんでしたのでびっくりでした。
我が好奇心に乾杯ですw。
こちらでは野生化しているアオソがあちこち群生していますので、それも使えないかどうか今度聞いて来ようと思っています。
やまがっこうさんの麻の記事も読みました。
美しい繊維ですよね。
管理がむずかしいなら専用の組織を作ったらいいかもしれませんね。
これだけ農地が放棄されているのですから。
こちらでの太陽光発電所を作る時は、最近は地元の農家のために何か研究設備をも併設するよう勧められるそうです。
たいてい、水耕栽培のハウスを作るのだそうですが、麻の栽培を協同で管理するというのもいいかもしれませんね。