2010/6/10
奈良県議会 5月定例県議会で代表質問を行いました。 奈良県議会

昨日に行われました5月定例県議会におきまして自民党改革を代表して
質問を行いました。簡単ではありますが、ご報告をさせて頂きます。
■奈良県営競輪事業について
奈良県営競輪は、ピーク時の平成3年度には22億円もの一般会計繰り出しを行う
など、奈良県財政に大きく貢献をしましたが、平成12年度に初めて赤字となり
その後は、車券の売上げの減少など構造的に収益が充分確保できない状況が
続いております。県としても競輪事業の将来を見据えた今後のあり方を考える
時期が来ていると思います。知事の所見をお聞きしました。
荒井知事は、現在は競輪の人気が全国的に低迷している中で車券の売上が減少し
ている事を示して、奈良競輪は、これまでに一定の収益を上げた実績や少なくない
雇用数である事を踏まえ有識者による検討委員会を開催して、今後のあり方や
見込みなどを分析して問題の解決を探して行きたいとのご所見でした。
■学研高山第二工区のまちづくりについて
学研高山の第二工区のまちづくりは、県だけの問題ではなく、地元の生駒市も
一体となって取り組む必要があると考えます。URと奈良県、生駒市とのまちづくり
を目指した協議がリスク負担で最終合意を得ていない状況で、大学の誘致をめぐり
荒井知事と山下生駒市長の考えの違いを考えた上で、今後この事業をどのように
進めようとしているのかを荒井知事にお伺いしました。
荒井知事は高山第二工区は学研都市の中央に位置する事から今後の発展が期待され
大学の誘致は、施設だけではなく教授など人事や交流の施設が必要で、
奈良県として もリスクを負う決意でいるが、地元の生駒市とは見解の相違が残る。
県立医科大学や関東の有名私大の誘致がなければ生駒市としては協力は出来ない
とするのはハードルが高い。奈良県立大学の移転は可能であるとの事でした。
今後、有識者を交えた協議会を開催して検討をして年度内にも方向を出すとの
事でありました。
奈良県議会の模様は、奈良県議会インターネット中継でご覧いただけます。
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