2006/7/20

元・海の記念日  LIFE

父とバンドの友人の命日 ・・・ 何年経っても忘れられない日です。

父のことは置いといて(許せ、父)、
今日はバンドの友人のことを少しだけ話そうと思います。





彼は北九州ではちょっと名の知れたジャズ・ミュージシャンでした。

かつては自分のバンドを持ち、ビッグバンドのアレンジも数多く手懸け、
音楽に厳しくてクチが悪くて、でも憎めない素敵なオヤジでした。

本当に不思議な縁で、ウチのジャズバンドに参加するようになったのです。


バンドのメンバーと遠出したときに初めてゆっくり話せたのですが、
そこで彼が BLUES BROTHERS の大ファンだということが分かり
すっかり意気投合してしまいました。
ちなみに、私が人生で一番好きな映画だったりします。
(子どもの情操教育にこの映画のビデオを使用するのはどうかと思うけど)

 「ブルース・ブラザース の曲、バンドでやりましょうよ♪」

そう言った私は彼と固い握手を交わし、
いつか歌える日のために黒いスーツと帽子とサングラス等の新調を
密かに算段したりしていたのでした。



あれほど練習を楽しみにしていた彼がバンドを休み始めました。

入院したらしい ・・・ と聞いたのはだいぶ後のことで、

 「全快してバンドに戻るから見舞いには来るな」

との伝言があったということで特に心配することもなく、
詳しい病状がバンドのメンバーに知らされることもありませんでした。


彼の病状が急激に悪化したのは、それから間もなくのことです。

突然、私たちの前から居なくなってしまいました。

とうとう元気になった彼に会うことはできませんでした。

これからもっと友達になれるはずだったのに ・・・


バンドへの夢がたくさん出てきて、実現できそうな矢先のことでした。
病床の彼は、枕元にCDラジカセを置いて楽譜を書き続けていたそうです。

彼が遺してくれたたくさんの楽譜は今でも大切に演奏されています。
彼の音楽への厳しさは、私たちに計り知れない影響を与えてくれました。
心から感謝しています。



あれから4年が経ちましたが、ふとした瞬間に彼のことを思い出します。
居なくなってしまったことが今でも信じきれていない気もしています。

いつからか、バンドの女の子同士で
彼のファーストネームを呼び捨てするようになりました。

 「今元気にしてたら絶対楽しいのに!」

そんな怒りにも似た愛情が、天国の彼に伝わりることを祈りつつ。

毎晩、私の父と飲んでるんじゃないでしょうかね ・・・


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