今晩は「チャーハン」にしようって言ったら、何を言っているのか、きょうは「七草がゆ」でしょうって言われてしまった。
頭と胃袋は「チャーハン」になっていたので、渋々そうしようという事になった。
そうなのか、もう正月が明けて七日目になるのか?って、改めて思いなおした。

普通に作ると塩味だが、今日は醤油味にしようという事になった。
まあそこそこの味だったけど、僕にすれば少し薄い味付けだった。
かみさんは、余り強い味が好きではなくて、素材の味が分かるくらいの薄味を好むから、僕とは少々違う。
そばつゆで言えば、方や東京の「並木のやぶ蕎麦」のような醤油味の強いつゆか?はたまた、高橋名人の様な、関西風を思わせるようなつゆか?どっちが良いのか分からないけど、好みと言う物があるから各人に任せるしかない。
とにかく、僕の味付けを考えると、素材の素質をどうすれば最大限引き出せるか?って言う事に尽きる。
こう言えばかっこいいけど、そんなものが簡単にできるわけでもなく、いわゆる「天才」って言われる人達の世界だろうって思っている。
これが、その通りに出来ているか?否かは人の判断に任せるしかない。
100人の人に食べてもらって、60人が上手いと言えば、それは美味いと思える料理と言えるんだと思う。
それを、70人80人の人に思わせたくて一生懸命頑張ってきた。
最終の目的は、食べてもらった人に、全員美味かったって思われるそばを出したいって、日々研鑽してきた。
家の料理もおんなじで、食べてくれる家族みんなが美味しいって言ってくれるのが、僕の望みです。
でも道ははるかで、僕が息をしている間には、到達できそうにない。
まあ、ぼちぼちですね。「馬馬虎虎」ですね(笑)。

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