もはや議会解散が目的化してしまった。個々の政策など頭に全くない。「解散」に向けてまっしぐらのようだ。一体、何のために4月臨時議会を招集したのだろうか?議決前から街頭で旗を振って解散署名を求め、“やろまい減税解散”というハガキを頒布し、ブレーキの壊れた暴走列車を誰も止めることができない。
正副議長選挙を行なう5月臨時議会でも、今回と同じものを出すというが、常軌を逸している。「解散」をやってみたいというが、常在戦場、受けて立つところだ。しかしながら、地方自治法の参議院選挙の60日前規程でリコール署名が制限されることから、署名集めは、7月の参院選後となる。仮に署名が集まったとしても手続きには、半年かかることから、解散選挙は、早くとも来年1月以降。市議選と市長選挙のダブル選挙となれば、選挙費用は13億円。いずれにしても4月に統一地方選挙があるが、2月に知事選、4月に県議選となればその都度、莫大な選挙費用がかかる。しかも、一度解散したら、4年ごとに選挙日程が固定化し、4ヶ月という短期間に市民も選挙で振り回されるのだから、たまったものではない。市政をオモチャにする気か!
今後、議会運営において“死に体”なのは市長だ。市民に信を問うなら、ご自身で辞職して出直し選挙をすべきでは・・・
