廿軒家小学校のPTA家庭教育セミナーが行なわれた。「きっといいことあるよ」と題して、今回の講師は、中村正美校長先生である。校長先生は、入学式で腹話術を披露し、子どもたちのハートをがっちりと掴んだ。また作詞・作曲も数々を手がけ、市内3つの小学校で校歌をつくったり、COP10のイメージソング、西区の歌や守山区区政50周年のイメージソング“We Love MORIYAMA"などを手がけた。
高校時代から音楽に興味を持ち、教師となったが、先生らしくない先生になることが目標というが、音楽だけでなくサッカーの指導なども熱心であり、Jリーガーとも親交が深い。エピソードとして、サッカー仲間の間では、「横浜マリノスを叱った男」との異名をもつという。というのも瑞穂競技場で行なわれた試合の後、横浜マリノスとサンフレッチェ広島の試合で、サンフレッチェの選手は、ゴミをきれいに片付けていたが、マリノスの選手は、やり放しなことに、(教師としての)正義感を抑えることができなくなり、プロならきちんとやれと叱ったという。また音楽を通じて芸能人とも数多く親しく、守山区(瓢箪山)出身の川島なお美さんとも共演したとのこと。
校長先生の話は、人柄が伝わり、歌をおりまぜながら、まさに音を楽しむように人を引き込み、楽しくさせてくれる。「きっといいことあるよ」というのは、校長先生の教員としての座右の銘でもあり、悲しいときも苦しいときも、いつかは必ずいいことがあるという。最後に先週、ご自分で作詞・作曲した「きっといいことあるよ」を歌って締めくくった。(初めてでリハーサルを念入りにしたというが…)
