写真は、中京都独立帝国のムラ・ムラ総裁かと思いきや、これもれっきとした公務だそうだ。今年で9回目となる伝統の「世界コスプレ・サミット」が、秋葉原と並ぶオタクの聖地、大須で開催され、アニメなどのキャラクターに扮した世界16ヶ国32名が参加した。SKE48などアイドルユニットらも参加し、パレードを行ない、多くの沿道に観客が集まった。
第7代尾張藩主、徳川宗春に扮した河村市長であるが、宗春は8代将軍吉宗の享保の改革で行なった質素倹約政策(財政再建)に「あんなもんデタラメだ」と真っ向から否定し、カネは天下の回りもんとばかりに、経済自由化政策を進めた。本人は、いつも金ぴかの虎の羽織で豪遊三昧、どえりゃー面白いまちをつくるでよと芝居小屋や遊郭をつくった。宗春の改革は、豪快で気さくな人柄で河村市長と重なる部分も多いが、藩の財政は破綻寸前まで悪化し、庶民や農民に上納金を課したことで急速に支持を失い失脚した。河村市長は上機嫌でまんざらでもないようであるが“尾張のバカ殿”として無期限謹慎(死後75年間)として墓石に金網が張りめぐらされた。まさに市債は、借金でないと独自の経済理論を強弁する姿とダブる。
一方、宇宙戦艦ヤマトのデスラー総裁に扮した大村知事は「きもい」との評。大村知事は来賓の挨拶で「ハハハハ・・・地球を征服してやる。デスラー大村と河村軍団に敵はない」と悪ノリ気味。また河村市長は「江戸への恨みをはらさないといけない」と国政復帰がささやかれる中、意味深な発言をした。それにしてもこの二人が愛知県知事と名古屋市長かと思うと情けない。
