地元の団体から市政報告について講演を依頼された。河村市政になってからの議会改革の取り組みや一連のリコール署名、住民投票を経ての出直し選挙について、また二期目当選後の3月・6月定例会の議論を踏まえて現況をお伝えした。この間、議会と市長の対立や混乱ばかりがメディアによって報道されてきたが、決して政局の議論に終始するつもりはない。河村市長の登場によって、議会側も変革を余儀なくされた部分もあることは事実であろう。
しかしながら、減税や地域委員会、議会基本条例の制定を始めとする議会改革、その他、陽子線がん治療施設など様々な政策の議論を重ねてきたが、常に対立を煽り、「議会=悪」というプロパガンダによって報酬の議論に矮小化されてしまった。そうした中で、これからの地方議会の果たす役割、名古屋の将来をどういった方向に導いていくのか大いに議論していくことが必要である。
