東山動植物園では、ツチブタの赤ちゃんが生まれ、このほど初めて公開された。愛くるしい様子で、子どもたちからも大人気である。
ツチブタの詳しい生態は分かっていないが、アリやシロアリを食べるアリクイ目に分類される。原始的有蹄類で、白亜紀のアフリカで分化したアフリカ獣類の系統に属している。現在は、アフリカのサハラ砂漠以南のサバンナ地帯や森林に生息しているが、最近では、開発が進み、生息数が激減している。夜行性で、群れをなさず、単独で行動する。大きな耳やスプーン上の爪が長いのが特徴。ツチブタは成長すると全長100〜160cmほどで、爪で地面に穴を掘り、長い舌を伸ばして獲物を捕食するのが特徴である。名前はブタといっても、ブタとは何の関係もないという。
何とも癒し系のゆるキャラ動物の登場に、心和むニュースである。ぜひ東山動物園に行ってみたい。
