南米チリの落盤事故により、地下700メートルに閉じ込めれていた作業員33名の奇跡の救出劇が始まった。69日振りに生還した作業員は拍手で迎えられ、歓喜に包まれた。そして待ちかねた家族と笑顔で抱き合った。特殊カプセルによる救出活動は現在も続けられているが、閉じ込められた作業員は全員元気だという。
ピニェラ大統領は、救出に立会い、喜びの会見を行なった。閉じ込められた地中の温度は、30度湿度90%と暗闇の中、厳しい環境で精神的にも肉体的にも限界点に達していたと思われる。標高の高いチリの国土条件など救出に向けた準備を整えるのにも難航を続けた。そうした中、特殊部隊による救出訓練を重ねながら、準備を続けた。全世界が固唾を呑んで見守る中、歴史的にも残る奇跡の救出が行なわれ、感動を呼んだ。
全員無事の救出が行なわれることを願って止まない。
