何となく前回の続きです。
昨日の休みに何とか目標点固定の回転くらいはできるようになったので、初心者にも分かり易い?(これって案外難しいですよね)用にQAッポクまとめてみようかと調子付いている次第です。基礎の基礎ってことで。
実用性ならghostさんの
スクリプト禅問答を俳諧して下さいね。
ご存知の方が多いと思いますが、
知ってるよー、興味無って方はスルーして下さいね。
又、墓穴を掘ってるかもしれません、ご指摘ご指南あらばお願いします。
そもそもVectorって何んの為にあるのだろうか?
1.フライスルーカメラの位置を受けたり、位置を指定する為の変数のようです。
2.余談ですが・・・※本格的な3次元演算は、将来実装予定のMatrixが必要です。
ワクワク?(ImagicアップデートのREADME Ver4.0.5.4 より)
フライスルーカメラって何だろう?
1.レイアウト上を自由に動ける唯一つカメラです。が、スクリプトでカメラ
位置(カメラ自体がある場所)や目標点(視点を当てる場所)を指定する
必要があります。
2.地上カメラってのもあるけど、カメラ位置は固定で動き回ることはできません。
動き回る事は出来ませんが、列車を追ったり、列車が来ると自動的に地上カメラ
に切り替えたりすることが可能です。
又、キー操作で目標点を変える(見る先を移動する)ことも可能です。
3.ついでに、編成カメラっていうのかな?列車からのカメラがあります。
全部で9種類のカメラワークがあります。
詳細はヘルプからスクリプトマニュアルの編成から SetTrainCamera をどうぞ。
フライスルーカメラってどうやったら見れるの?
1.適当なレイアウトで運転して下さい。最初は運転台カメラになってます。
2.左矢印キーを押して下さい。ビュワー左下にフライスルーカメラと表示されて
ますよね。
3.起動時にフライスルーカメラにするなら、レイアウターのレイアウトから
スクリプトの編集を選択し、最後に配置した編成を画面上(初期は[レイアウト])
から探して選択します。詳細略(笑)
そこに
SetTrainCamera 9 って書けばOK。
フライスルーカメラってどうやったら位置を指定できるの?
1.位置を指定するのには座標という概念が必要ですが、3DCGでいうベクトル
うんぬん・・・取りあえず難しく考えることはありません。
住所のようなものだと考えれば良いです。
それを表現するのが Vector変数 です。
まずは、VRMの座標の概念を調べましょう。(第一の難関ですかね)
余談:前回、原点に対する角度はどーも納得できないしなんて書いたけど、三角関数を使ってみれば至極当然な向き。使ってみて分かる凡人でした。ハイ。
で、Vector変数なるものは(x,y,z)という形で表現しています。
図からわかるように、
(x,y,z)=(左〜右方向の場所,高度の位置,奥〜手前の場所)の各位置を示すものといえます。
ちょっと分かり難いかもしれないんでもう1つの図
矢印のカーソルがさすレールに注目して下さい。
これはレールの位置を示しています。
POS 244.00 100.00 は244.00がX軸位置、100.00がZ軸位置の座標です。
deg 0.0 は角度の方向です。レールは0度の方向を向いているということです。
ちなみにdegはデグリーの略で、一般的な角度を示すもの。現実的な計算には
ラジアンという弧度が使用されるのが一般的です。多分・・・。
y 0.00 0.00 はその名の通りY軸位置。2つあるのはレール左側の高度
とレール右側高度を表しています。
つまりレールの位置をVector変数で表すと(244.00,0.00,100.00)と言うことになります。(ちなみに1.00は1mmで、レイアウターの上と左にある目盛りを見れば大体分かります。)
参考までにこのレイアウトをフライスルーカメラの初期位置で見るとこんな感じです。
フライスルーカメラの初期位置(何も指定しない時)は
カメラ位置は(244,80,320)
目標点は(244,60,100)
何と目標点は、編成の先頭車両が乗っているレールの進行方向側の座標でした!
では次回、フライスルーカメラを実際に操作してみましょう。

0