2009/3/26

国会的不当労働行為  憲法・社会・官僚・人権

昭和62年、国鉄の分割・民営化を利用し国労つぶしが行われました。というか、分割・民営化の目的の一つがそこにあった。
−組合員は採用されなかったり、「人材活用センター」といって一箇所に閉じ込めたりする配属差別にあったり、賞与や昇給で差別を受けたりした。−

赤字の原因は、
1−政治家路線、採算の合わない更なる新幹線
2−道路行政と異なって、鉄道基盤さえも国鉄の借金という形にさせたこと
3−戦後すぐに、政策的に国鉄に多く入社させ、その退職時の費用について国が何ら配慮しなかったこと
にあるのに。
また、それでも経常収支は、最後の数年は黒字に転じていたのに。

で、不採用となった国労組合員らは、新会社が採用しないことにつき不当労働行為だとして争っていた。だが、それは、法律上別会社だからとして裁判所で負けた。それでも、不法行為であることは認められ、国鉄=清算事業団=鉄建公団への損害賠償は認められた。その判決です。

憲法の要請である組合への不当労働行為の禁止が、法律を作ることによって、職場を回復するという形ではなく、金銭でしかまかなえなくなる、というのはやはりおかしいと思います。

以下、参考までに。自分も昭和62年から十間ぐらいかな携わり、坂本堤も修習生時代から平成元年に殺されるまで、その直前まで一緒に闘ってきた来た課題です。

参考までに。

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鉄建公団訴訟の判決声明は以下の通りです。

判決に対する声明

 本日、東京高等裁判所第17民事部は、国労組合員が独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)に対して提訴したJR採用差別事件に関する裁判で、一審判決を基本的に支持し、弁護士費用分だけ増額したものの、一審原告の控訴を事実上棄却した。

 判決は、高裁段階で初めて、JR採用に当たって不当労働行為があったこと、消滅時効の起算点は中労委のJR各社に対する救済命令の取消訴訟が最高裁判決により確定した2003年12月22日であると判示し、一審原告の22年間の闘いが正しかったことを証明した。

 しかし、「国鉄改革法23条」による全員解雇−選別雇用という不当労働行為の根源となった枠組みを全面的に承認し、「国鉄改革法23条」を憲法28条、労働組合法7条よりも上位におくという根源的誤りを犯した上で、不当労働行為に基づく解雇を容認した。賠償額も一審同様一人当たり金550万円であり、到底22年間の労苦に報いるものではない。元国鉄幹部葛西の証人尋問により、国鉄の不当労働行為の実態がより鮮明になったにもかかわらず、解雇を容認し、一審判決をなぞっただけの本日の判決は、司法の責任を放棄するに等しい不当判決である。

 しかも、一審判決で停職処分などを理由として不当にも請求棄却された5名を引き続き請求棄却としたのみならず、さらに同理由での請求棄却者を拡大した。また、清算事業団における広域採用辞退者については請求を減額するなどの不当な判断をした。

 「一人も路頭に迷わせない」「組合差別があってはならない」との大臣答弁や参議院決議にもかかわらず、組合差別により解雇されて22年、我々原告団及びその家族は、就職差別、結婚差別などあらゆる差別、偏見と闘い、苦難の道を歩んできた。22年間に1047名の仲間のうち52名が亡くなった。解決をこれ以上引き延ばすことは、団結権の保障に反するばかりでなく、人道的にも許されない。被告鉄道・運輸機構は上告を断念するとともに、直ちに不当労働行為を謝罪した上で、解雇を撤回して「JR等の雇用、年金補償、解決金の支払い」の要求を実現する解決の方針を示すよう強く要求する。

 また、前記最高裁判決は、JR各社の責任を免除する反面で国鉄の責任を認めたのであるから、最高裁の責任としても、長期にわたる本件紛争の解決の方向を示すべきである。

 原告団は本日の不当判決に挫けることはない。闘いの矛は絶対に納めない。直ちに上告を行う。闘いを一層強化し、上告審では必ず勝利をもぎとり、納得のいく解決に向けて邁進する決意である。これまでの各位のご支援に感謝するとともに、勝利が確定する日まで引き続きご支援、ご協力をお願いする次第である。

2009年3月25日
鉄建公団訴訟原告団・同事件弁護団
1047名の不当解雇撤回 国鉄闘争に勝利する共闘会議
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2009/3/26  17:46

投稿者:ほぼ失業者

昭和62年か・・。まだソ連なんて国があって東西冷戦やってた頃ですね。私は低偏差値三流私大の学生で、アカ教授たちの影響でバカサヨだった。ホント、認めたくないモノですな、若き日の過ちというものは(byシャ○大佐)。

この判決は正しいモノなのでしょうね。昭和62年の私だったら全面的に支持したでしょう。この裁判に関わって来られた滝本先生や今は亡き坂本氏の闘い(共産党だと「たたかい」なんて平仮名で表記したりする。別にどうってことないけど私にはダサく感じる。この部分ご不快なら削除されて結構です)の意義は認めますよ。国労組合員に対するひどい扱いについても。

だけど、社会人になってからただの一度も労働組合とやらの恩恵に浴したことのない私は、こういう正論判決にイラッと来てしまうんだよ。今まで何度不当解雇の憂き目に遭ってきたことか。さらに、海で溺れているような私に救いのロープを投げるのでなく頭を押さえつけて更に深く沈めようとした職場の奴らはほとんどが労組員(しかも共産党支持者)だったりする。

今日の私のコメント、滝本先生にはさぞかしご不快なことでしょう。でも、世の中には私のように考えている人間も結構いると思うので。ご容赦ください。




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