2007/1/24

備忘録−死顔  他の本など紹介

>死顔
>新潮社
>吉村昭
>2006.11.20
>1300円

昨年、亡くなった吉村氏の遺作。
吉村氏の本はこのブログでも何度も取り上げた、素敵な本ばかりでした。

でもこれ、うーん、遺作だから読んだけれど、
またこれまで文庫本でばかり読んで内容の割に割安感があるから、その比較で感じるのだろうけれど、
文庫本になるのを待てば良かった。

故人には失礼な話だろうけれど、
急いで読む必要はなかったなぁというのが率直なところ。
単行本と言うのは値が高くまたスペースを取る。 

それにしても、吉村氏の日本文学における業績は実に高い、と思う。
そして他国語に翻訳して広く世界に知られて欲しいと思う本が多い。
うーん、日本の小説家も何人かノーベル文学賞をもらっているけれど、吉村氏こそもらうべきだったのではないかなぁと思うのですが。
もうなくなってしまったから無理なのかなあ。
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2007/1/24  9:42

投稿者:美也子

私も吉村作品が大好きなのですが、まだ数冊しか読んでいないので
以前ご紹介のあった「歴史の影絵」をとっかかりに
ぜひ読み進めていきたいと思います。
「死顔」は文庫を待ちます(笑)。

ただ、前にお書きになられていた
>50−100年後に残る本は、司馬遼太郎ではなくて、吉村昭だろうなぁと思う。
そうあってほしいものの、難しいのではないかと感じます。
>自分の感情、思いをいれずに淡々と書いてある
記録文学というものが文学として評価されなく(読者に受け入れられなく?)なっていて、後継者も現れにくいのではないかと……。非常に残念です。
もちろん、吉村氏ほどの気迫とこだわりで取材して書ける人がいないだけかもしれません。
あるいは、現代の事件に関わる人が厚みを失い、作家が肉薄しても、記録だけでは文学として成り立たなくなっているのかもしれません。
とりとめない雑感、失礼いたしました。

http://madammizushima.seesaa.net/

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