2020/2/10

人の恐ろしさを直視すべし  カルト・宗教・犯罪

「相模原障害者多数虐殺テロ事件」、今日は弁護側申請の鑑定証人で午後5時22分に終了。なんか空しかった。報道では、下記のようにある。
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>幼少期から大学卒業まで明るいお調子者だった被告の人格が、事件の約1年前に過激な主張をするなど異質に変化したことを挙げ、週4〜5回の大麻乱用による大麻精神病の影響があると指摘
>大麻の使用頻度が増えた事件の約1年前から、被告の粗暴な行動が増え「障害者は安楽死すべきだ」と考えるようになったと強調した。
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あのー報道の方、

1、「★大麻影響の慢性的な精神病症状の支配下にあった」とし、分かりやすく(3年半たった)「★今も大麻精神病のまま」と証言したと書いてくださいませな。

2、それ以前の、入れ墨入れ、危険ドラッグの使用などは「青春の蹉跌」の範疇だと述べた、とも書いてほしかった。

3、そして、だが「事物の是非・善悪を弁別し」「かつそれに従って行動する能力」がないとか著しく減退していたのか、ということには言及しなかった、と書いてほしい。それ最終的には裁判で決めることだが、鑑定的な証人は通例言うはずのこと。例えば「統合失調症」とて、鑑定証人たるものは、病名だけを言えばいいものではないのです。

4、また、2月7日の大澤達哉鑑定人は、「自己愛性」「反社会性」「統合失調型」の人格障害としたのだが、広く人格障害自体を否定したのが印象的でした。

 それは、下記の「C.その持続的様式が、臨床的に意味のある著しい苦痛または、社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。」
http://kompas.hosp.keio.ac.jp/sp/contents/000076.html
の要件につき、それが被告人本人は苦しみを感じてないから人格障害ではないと証言していた。
 あのー、多くの人格障害は、本人の苦悩―自らを全うできないことの苦悩かな―ではなく、周囲の苦痛・困惑であって「または、社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害」の方に当てはまるのでは、と反対尋問したかったなぁぁ。

5、もっとも感じたのは、この先生、確信犯「はまった人」の恐ろしさを知らないんだな、と。そもそもの出発点が、65分、移動時間などを引けば実質30分程で43人を殺傷したのが、実に異常だとし、その結果から「精神異常のはず」という形での証言をしていた。

 違うって。確かに驚くが、そんなこともするのが人間なんだと。そも「人の命なぞ、男も女も高齢者も子どもも、まして障害者、重度知的障害者の命なぞ、歴史上長い間大切にされて来なかったんだと。今も国によっては大事にされていないんだと」「それが何とかここまで命、人権を守る社会になってきたのだと」「嵌ってしまったときは、人は人を限度なく効率的に殺すこともできるのだ」と。その人間の恐ろしさを知らないのだなと思った。


まあ、大麻使用被告事件と正反対に、弁護側がこそがその影響の大きさを主張する裁判です。弁護人としてはまあ当たり前の行動であり、批判しないであげてほしい。

2月12日に被害者らの心情陳述、17日のそれと検察の論告求刑、参加弁護士らの意見陳述かと。
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