2017/1/31

予備罪・陰謀罪がある刑事法一覧  憲法・社会・官僚・人権

共謀罪(今回は、組織犯罪処罰法改正案)に反対する説明としては、実は広く知られていない昔の治安維持法の酷さ、拡大適用のことなどを言うのもいいが、
1―犯罪に着手する前の罪は、既に重罪についてかなりあるんだ、
2―法定刑が4年以上の罪をする「合意」と簡単な準備行為で処罰って、万引きでも法定刑10年なんだが。
3―改正したいのは、その捜査のためとして、警察による盗聴を広くしたいからではないのか
という指摘が大切なんだがなぁ、と考えています。

 そこで、犯罪に着手していないのに処罰される「予備罪」や「陰謀罪」のまとめがないかな、と探したが見つからなかったので、整理してみました。


予備罪・陰謀罪がある刑事法の一覧

刑法
(予備及び陰謀)
第七十八条  内乱の予備又は陰謀をした者は、一年以上十年以下の禁錮に処する。
(外患予備及び陰謀)
第八十八条  第八十一条又は第八十二条の罪の予備又は陰謀をした者は、一年以上十年以下の懲役に処する。
(私戦予備及び陰謀)
第九十三条  外国に対して私的に戦闘行為をする目的で、その予備又は陰謀をした者は、三月以上五年以下の禁錮に処する。ただし、自首した者は、その刑を免除する。
(放火予備)
第百十三条  第百八条又は第百九条第一項の罪を犯す目的で、その予備をした者は、二年以下の懲役に処する。ただし、情状により、その刑を免除することができる。
(殺人予備)
第二百一条  第百九十九条の罪を犯す目的で、その予備をした者は、二年以下の懲役に処する。ただし、情状により、その刑を免除することができる。
(身の代金目的略取等予備)
第二百二十八条の三  第二百二十五条の二第一項の罪を犯す目的で、その予備をした者は、二年以下の懲役に処する。ただし、実行に着手する前に自首した者は、その刑を減軽し、又は免除する。
(強盗予備)
第二百三十七条  強盗の罪を犯す目的で、その予備をした者は、二年以下の懲役に処する。

サリン等による人身被害の防止に関する法律
第五条  サリン等を発散させて公共の危険を生じさせた者は、無期又は二年以上の懲役に処する。
2  前項の未遂罪は、罰する。
3  第一項の罪を犯す目的でその予備をした者は、五年以下の懲役に処する。ただし、同項の罪の実行の着手前に自首した者は、その刑を減軽し、又は免除する。
第六条  第三条の規定に違反した者は、七年以下の懲役に処する。
2  前条第一項の犯罪の用に供する目的で前項の罪を犯した者は、十年以下の懲役に処する。ただし、同条第一項の罪の実行の着手前に自首した者は、その刑を減軽し、又は免除する。
3  前二項の未遂罪は、罰する。
4  製造又は輸入に係る第一項又は第二項の罪を犯す目的でその予備をした者は、三年以下の懲役に処する。

爆発物取締罰則
第四条  第一条ノ罪ヲ犯サントシテ脅迫教唆煽動ニ止ル者及ヒ共謀ニ止ル者ハ三年以上十年以下ノ懲役又ハ禁錮ニ処ス
第十一条  第一条ニ記載シタル犯罪ノ予備陰謀ヲ為シタル者ト雖モ未タ其事ヲ行ハサル前ニ於テ官ニ自首シ因テ危害ヲ為スニ至ラサル時ハ其刑ヲ免除ス第五条ニ記載シタル犯罪者モ亦同シ

航空機の強取等の処罰に関する法律
(航空機強取等予備)
第三条  第一条第一項の罪を犯す目的で、その予備をした者は、三年以下の懲役に処する。ただし、実行に着手する前に自首した者は、その刑を減軽し、又は免除する。

麻薬及び向精神薬取締法
第六十七条  第六十四条第一項若しくは第二項又は第六十五条第一項若しくは第二項の罪を犯す目的でその予備をした者は、五年以下の懲役に処する。
第六十九条の二  第六十六条の三第一項又は第二項の罪を犯す目的でその予備をした者は、二年以下の懲役に処する。

覚せい剤取締法
第四十一条の六  第四十一条第一項又は第二項の罪を犯す目的でその予備をした者は、五年以下の懲役に処する。
第四十一条の七  第四十一条の三第一項第三号若しくは第四号又は第二項(同条第一項第三号又は第四号に係る部分に限る。)の罪を犯す目的でその予備をした者は、五年以下の懲役に処する。

破壊活動防止法
(政治目的のための放火の罪の予備等)
第三十九条  政治上の主義若しくは施策を推進し、支持し、又はこれに反対する目的をもつて、刑法第百八条 、第百九条第一項、第百十七条第一項前段、第百二十六条第一項若しくは第二項、第百九十九条若しくは第二百三十六条第一項の罪の予備、陰謀若しくは教唆をなし、又はこれらの罪を実行させる目的をもつてするその罪のせん動をなした者は、五年以下の懲役又は禁こに処する。
(政治目的のための騒乱の罪の予備等)
第四十条  政治上の主義若しくは施策を推進し、支持し、又はこれに反対する目的をもつて、左の各号の罪の予備、陰謀若しくは教唆をなし、又はこれらの罪を実行させる目的をもつてするその罪のせん動をなした者は、三年以下の懲役又は禁こに処する。
一  刑法第百六条 の罪
二  刑法第百二十五条 の罪
三  検察若しくは警察の職務を行い、若しくはこれを補助する者、法令により拘禁された者を看守し、若しくは護送する者又はこの法律の規定により調査に従事する者に対し、凶器又は毒劇物を携え、多衆共同してなす刑法第九十五条 の罪

組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律
(組織的な殺人等の予備)
第六条  次の各号に掲げる罪で、これに当たる行為が、団体の活動として、当該行為を実行するための組織により行われるものを犯す目的で、その予備をした者は、当該各号に定める刑に処する。ただし、実行に着手する前に自首した者は、その刑を減軽し、又は免除する。
一  刑法第百九十九条 (殺人)の罪 五年以下の懲役
二  刑法第二百二十五条 (営利目的等略取及び誘拐)の罪(営利の目的によるものに限る。) 二年以下の懲役
2  第三条第二項に規定する目的で、前項各号に掲げる罪の予備をした者も、同項と同様とする
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2017/2/1  11:00

投稿者:友北

サリン事件は、殺人予備罪の方を、機能させられたと思います。松本サリン事件前でも、注意深く観察対象になっていればできただろうと。

2017/1/31  17:41

投稿者:さば

色々あるんですね。サリン等もばらまいてはいけないと。でも、この法律、松本サリン事件だけではできなかったはずだけど。地下鉄で首都にばらまかれて初めて制定されたし、松本市の事件の後にででも制定されるべきだったと今でも思っているんですが。(滝本弁護士が襲撃された時にばれてたらもっと迅速に手が打ててよかったのに)

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