2014/8/17

慰霊塔、『十七歳の硫黄島』ほか  憲法・社会・官僚・人権

8月盆の頃になると、太平洋戦争のことが、いろいろ放映されますね。映画等もいくつか。

それなりの人が見ているのかな。

日本の戦死者数230万人といわれ、自分の父の兄もその一人。
地元の慰霊塔を見て、その名前があった時には、ああ忘れられていないんだ、生きていたんだと思い、嬉しかった。靖国神社はなんか政治的すぎるし、神社自体に反省の色が見えないし、まして8.15とかは軍人の格好をしたり行進したりする若者もいるからか、行く気はしないが(展示物は一見する価値あり)、地元の慰霊塔には時に行く。

20歳そこそこで、フィリピンの沖合で溺死した模様。最初は「北支」に派兵だったはずだが、輸送船で南方に移動しているときに沈没させら溺死の模様。遺骨もない。白木の箱だったと。
20歳だったんだものなあ。既に死んでいる父に「どんな兄さんだったの」と聞いていなかったのが残念。写真を見れば故祖父、父そして自分にもなんか似ている。

230万人中、戦う中で死んだ人はどのくらいなのだろうか。まともでない太平洋戦争だったとしても(米国らとの間では、「侵略戦争」ではなく「植民地再分割戦争」と評価すべきだろう)、戦う中で死んだならばまだ報われるような気もするが、実は過半数は餓死者だったとのこと、酷い話だ。それから溺死した人なのかな。

勝てる見込みは到底ないのに始めた太平洋戦争、始めた当初に終わり方を考えていない太平洋戦争、補給線を軽視した日本軍、軍人勅諭やら戦陣訓で捕虜となることを戒めた日本軍、まともでないです。映画『大脱走』にある事実もあった連合軍に比較するまでもない。

あれは軍事官僚の無責任体制であり、支配と隷従のカルト現象であり、集団ヒステリーであり、文字通りファシズムだった。実にナンセンスな戦いだった、伯父の死も無駄死にだった、あえて意義づけるならば、後の日本人に戦争は二度とやってはならないと知らしめるために死んだんだ、と考えています。

いかがなものでしょうか。

で、映画『硫黄島からの手紙』やってましたね。ガダルカナルなどのような『餓死』がメインとなる尚更に悲惨かつナンセンスな所での映画は作りにくいのだろう、仕方がない。いつか作られるべきです。
そして、この映画好きなんだけれど、うーん、是非とも『父親たちの星条旗』を先に流してほしいなあ。2部作であり、なんと同じ場面があるのだから。かたや上陸する米軍と、守る側の日本軍、トーチカ?の中と外から。それが兵士の視線で描かれている。空しさ、辛さ、一人一人の兵士が描かれている。

そのうえで、末尾に書いた本『十七歳の硫黄島』を強く推薦します。その重さ。そして、あの星条旗(このブログの下記に写真)と日の丸のこと。
この本の最後のところの言葉、強く私も同意します。今、日本が誇るべきことは、何なのか、と。「自衛隊は前面に出るべき、雄々しくなるべき」なんて、軍事につき気軽に言っている若者はまず読んでほしい。貴方たちの事柄だから。


映画『父親たちの星条旗』-以下ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%88%B6%E8%A6%AA%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E6%98%9F%E6%9D%A1%E6%97%97

映画『硫黄島からの手紙』-以下ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A1%AB%E9%BB%84%E5%B3%B6%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E6%89%8B%E7%B4%99

書籍『十七歳の硫黄島』
−文春新書 秋草鶴次著-以下、アマゾン紹介
http://www.amazon.co.jp/%E5%8D%81%E4%B8%83%E6%AD%B3%E3%81%AE%E7%A1%AB%E9%BB%84%E5%B3%B6-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E7%A7%8B%E8%8D%89-%E9%B6%B4%E6%AC%A1/dp/4166605445/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1408242676&sr=1-1&keywords=%E5%8D%81%E4%B8%83%E6%AD%B3%E3%81%AE%E7%A1%AB%E9%BB%84%E5%B3%B6%28%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8%29+%5B%E6%96%B0%E6%9B%B8%5D


硫黄島の星条旗
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