2014/8/11

例えば兄弟・甥姪が相続人の場合  日常のこと

たとえ配偶者がいても、子か孫がそして親などいない場合、手続き上でも、遺言書がないと困るということ、何回か書いた。
また、若く財産なぞなくとも、事故の損害賠償請求権とか少しの預貯金その他の手続があり得るわけで、ということ、何回か書いた。

例えば、下記のような場合、明治初年生まれ、とか江戸時代生まれの人の戸籍まで必要になってくることが当たり前のようにあるんです。寺の過去帳を要請されたこともある。

A−死んだ人
B、C、D、E−その兄弟姉妹
F、G−Bの子
H−Bの配偶者

この場合、
Aに子か孫がいなければ、Aの親、それもいなければ祖父母が相続人となる。
Aの親や祖父母が全員先に死んでいれば、兄弟姉妹BCDEが相続人となる。

これは、Aに配偶者がいても同じこと。兄弟姉妹に行くのが合わせて4分の1になるだけのこと。

で、Bが先に仮に死んでいれば、その子F、G(甥姪)が株分けのように相続人になる。でFが次いで死んでいれば、その相続人にもあたる必要がある。

また、Bが、Aのたとえ一日後でも死んでいれば、Bの配偶者Hも相続人になる。

その結果、Aがまあ3−40歳代ならば限られた人数だが、Aが7−80歳代だと、実に多くの人数になる。

過去30人ぐらいまでのは何とか解決したが、100人を超えそうな事例で、手続きを進めたいという一相続人にとって費用倒れになること明白で、断りました。

つまり、あの土地のことは、永遠にもう解決しないのだろうなあ。建物があるけれど、法律上の建て替えはできない、土地を担保にも入れられないのだろうな、と思う。いつか時効取得構成とかでできなくはないのだろうけれど、それでも相手方が数百人ということになると。

 そして、兄弟姉妹の確定ですが、「兄弟姉妹」とは、父または母を同じくする人がいるかどうか、ということであり(片方だけ同じ場合は半血兄弟といいます)、つまりは80歳とかで死んだ人の、その親の、生まれた時からの戸籍が必要となる。
 明治時代初期とかまで、簡単にさかのぼらざるを得なくなる。
 それでなくとも、今の6−80歳代は兄弟姉妹が多く、やたら多数になる。だれか一人でも色々主張してきたり、所在不明であったり、外国にいたり、判断能力がない状態であるならば、そうでなくとも厄介がってなんら対応してくれなければ、やたら大変なんです。
 分かってくださるかと。


 まして、昔は、今よりも養子縁組とか実に多いものでして、しかも、子を産んで間もなく離婚していたりと。過去、何があったか、誰も分からずであっても。

 60代ぐらいの人だったかな、裁判所は気づかなかったが、他の法律事務所のベテラン事務員が気づいていてくれて、その親の半血兄弟が見つかったことがあった(気づかなかったら後に登記所で大変だったかと)。
 といっても、親もその半血兄弟も亡くなっていたから、つまり従兄妹が見つかった、ということなんだけれど。ご本人ら喜んでいたという珍しい事案でしたが、大変でした。

 というわけで、配偶者がいようがいまいが、少なくともお子さんのいない方は、どうぞ遺言書を作りましょう
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