2014/3/30

父子鑑定、嫡出子推定のこと  憲法・社会・官僚・人権

丁度今はその類の事件がないから書きます。

具体的な事件扱いとは何ら関係がなく、長年感じていることとして、うーん、
1−子が生まれてすぐに妻が子を連れて別居やら離婚の事件とか
2−妻が浮気しての離婚事件での、少し前に生まれた幼児がいる場合とか、はもちろん
3−子が小さなうちに、妻がはっきりした理由なく離婚を求める事件
にあっては、離婚交渉の過程で、必ずや男の方は親子鑑定を求めた方が良いと思うなあ。


弁護士として、女性側であればわざわざ言わないが、男性側なのに求めるかどうか打ち合わせしておかなければ、今の時代、後に弁護過誤と言われてしまう可能性があるのではないか、とまで思う。

だって、このような時、夫以外の子どもの場合が、一般に比べて数倍つまりうーん何%かな高い数値になっていると考えられます。そして、DNAでの父子鑑定は実に安く簡易・確実になっている。調停になってなくとも両者または片方に弁護士がつけば調整可能でしょうし、鑑定業者は全員が了解・立会ならば弁護士関与がなくてもやってくれるでしょう。

実際、乳児のうちに離婚する事案で、疑問が一応あった事案で実施して、夫の子であることが確定して安心して養育費を払い続けたこともある。まあそれを疑ったことから慰謝料というか解決金を少し増額したけれど、納得の問題です。

ああ、子が小さなうちに離婚してだいぶ経ってから父子関係に疑問を持って、改めて確認したいという相談も時にあり、元妻側と折衝したりすることもあります。養育費を払っており子が小さければ話を持って行きやすいが、まあそうでなくとも弁護士として対応するものではあります。養育費支払いを続けるか否かそしていつかの相続の際のために、何より納得のために、しておいた方が良いなあと思います。

その関係でああ、民法の「嫡出子推定規定」というあれ、それから女性の6ヶ月間の待婚期間というあれ、あまりに実態と反しているから削除すべきだ、と強く思います。(特に離婚後300日の嫡出子推定とか、バカかと思う。今の時代、弱い女性が妊娠中なのに離婚させられて離婚後出産なんていう事態よりも、戸籍上の離婚後300日以内に別の男性(後の夫とか)の子を生む事態の方がはるかに多いではないか、と。争いがないのにいったん前夫の子として記載されるのであり、不可思議です。あれはDNA鑑定がなかった時代の規定なのだと)

なお、母と結婚していても、父は当然にではなくすべて「認知」して初めて父になる、という制度設計もありましょうが、それはフランスのような事実婚の方が多いのではないのだから、まだやり過ぎでしょう。例えば、出産時に妻から生まれた子どもは、戸籍上父の子とはするが、しかしいつでも父子関係否認の訴えをできる(ただし父子でなかったとしても従前費用の返還は請求できないとでも)としないと、既に時代に合わないのではないか、と思う。こう改正するとき、遡及適用するのか、するならどこまで遡及させるか、母自体は自業自得だけれど、混乱が起きることは間違いがなく、難しいが。
3



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ