オウム事件―真相等を知るには  カルト・宗教・犯罪

このブログは一つ下の記事で随時更新しています。

「真相が明らかでない」なぞと大仰に言う以上、「厳格な証明」により認定されている多くの事柄は知ってるんですよねぇ、と言いたくなる。

1、2018年6月成立、8月解散の「真相究明の会」については、深笛義也氏が、下記に読みやすくまとめて下さっています。
https://biz-journal.jp/2018/08/post_24403.html
「2018.08.14ジャーナリズム麻原彰晃の死刑執行を批判する「真相究明の会」森達也氏に、被害対策弁護団・滝本太郎氏が反論」

2、麻原法廷の様子を、興味深い動画アニメで見られます。
「麻原法廷物語1―9話」2018.7-9、ユーチューブにアップ
http://sky.ap.teacup.com/takitaro/2387.html

3、判決例は、私が使っている有料サイトLEX・DB検索にてこんな数あります。
・オウム真理教にて、234件です。
・オウム真理教&刑事にて、88件です。
・オウム真理教&刑事&サリンで、61件です。
・オウム真理教&刑事&薬物で、33件です。
・なおオウム真理教&民事で、146件です。
―裁判所の判断文章のうち判例集に出ているだけでもこんなにあります。日本の司法において、歴史上、最も多くの関係者が長時間関与し、費用もかけたものです。刑事は「厳格な証明」、民事は「証拠の優越」により裁判所の判断が出されました。


4、うち、教祖へのそのまま確定した地裁判決は下記にアップしています。
http://www.cnet-sc.ne.jp/canarium/trial/4-6.html
・そのうち、認定された「教祖指示の抜き出し」などはこちらです。
http://aum-kazoku.boy.jp/?page_id=228 )
・また、教祖がまとめて話した1997.4.24の意見陳述要旨はこちらにあります。
http://www.cnet-sc.ne.jp/canarium/10-7.html

5、買うならば、
・判例タイムズ1151号138頁〜251頁―松本死刑囚の2004.2.27東京地裁確定判決文
・判例タイムズ1232号
134頁〜190頁―確定経緯や訴訟能力に関する東京高裁2006.3.27控訴棄却、同2006.5.29異議審決定、最高裁の2006.9.15決定の3つ
誰でも購入できます。税込2,057円と税込1,965円です。
―うち東京高裁の決定文は、松本死刑囚の法廷での不規則発言など裁判経過とその段階までですが本人状態を詳細に記載してあり、実に興味深いです。

6、 「真相究明」を言うならば、まずはこれらを読み込んでいって下さい。少なくとも麻原刑事法廷の地裁判決、高裁各決定、最高裁決定とかは読んでほしいです。
 まともな「文化人」「知識人」であらんとするならば、ほとんど何も見ないで意見を言うなんてないはずと思いたいです。そんなことでは、他の事柄についての発言も、信頼性を失います。

7、また、森達也氏の著作「A3」授賞への2011.9.2抗議書は下記
http://sky.ap.teacup.com/applet/takitaro/20110903/archive
その後の「創」言説を経ての2015年7月文書は下記にあります。
http://sky.ap.teacup.com/takitaro/2052.html
原稿形式では、xb_unv2015.v.docx

 森さんは、「反論」すると言いながらつまりは反論なきまま。まして「弟子の暴走ゆえに無罪」という一審弁護団に賛同とするとしつつ、教祖の指示があったこと書いてあるとし「動機を知りたい」という。頭が割れる。この二律背反の指摘につき、答えないまま。
 そのツイッター内での、悲しいほどの逃げ論法は下記に保存しました。
http://sky.ap.teacup.com/applet/takitaro/20180905/archive
https://sky.ap.teacup.com/takitaro/2528.html
 森さんは、2018.8あたりから、対外的には「死刑論議」「訴訟能力」問題のみを言っているる、と。今も、アレフ勧誘において、「A3」は「弟子の暴走故に無罪」と書いてあるから、「真相は分からない」として厳然と使われているのにね。
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2020/2/12

泣けてくる。  憲法・社会・官僚・人権

泣けてくる。
@この政府・権力者のていたらく、
A今回も、新聞ではなく週刊誌が暴露したという情けなさ。

―安倍晋三首相の西山猛秘書が、2月4日、首相官邸付近で、くわえタバコ姿で立ちションをして、麹町警察署へ連行されていたことが、「週刊文春」の取材で分かった。―
https://bunshun.jp/articles/-/33616?utm_source=twitter.com&utm_medium=social&utm_campaign=socialLink
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2020/2/11

自分担当の被告人質問部分 20200206  カルト・宗教・犯罪

 「相模原障害者多数殺傷テロ事件」の2020.2.6の被告人質問

―自分が質問したところは出していいだろうから、出します。質問は一応原稿があって進めたが一部変わり記憶で再現しました。回答は、自分自身はメモもできないので、まさに後の自分の記憶外を参考に再現したものです。一部に漏れも間違いもありましょうが、参考までにアップします。


  美帆さん遺族2名参加弁護士滝本太郎です。まず5人の被害者各人関係で5人が聞き、その後で全体的なことを7人で聞いていきます。

(以下は、最後の質問者として)
「心失者」にいて、さらに聞きます。
あなたは、やまゆり園で世話をしていた時の、人によって必要なおむつを下した時の、お尻など拭いてあげた時の、大人のあのウンチの臭いを覚えていますか。
―はい
あなたは、あなたが殺した19人、殺そうとして重い怪我を負わせた24人の、血の臭いを覚えていますか。
―覚えていない
当時、警察の実況見分でまた行きましたよね、覚えていない?
―行ったが、うーんはっきり覚えていない
あなたは、やまゆり園で時に入居者の笑顔を見たことを、覚えているんでしたね。
―はい
その3つを忘れずに、これから聞く質問にどうか答えてください。
―はい、お願いします

初めに幾つか漏れていた小さい、しかし重要なことを聞きます。小学生の時、「障害者はいらない」という作文を書きましたか。
―はい、低学年の時
その作文は先生のコメントがないまま返って来たのですか
―はい
いつもはコメントをつける先生?
―はい
あなたが小学生の時、知的障害ある人がいたが、友人やご両親に、障害者はいらないという考えを話したことはありますか
―親には言っていないが、友人にはあります。

清涼飲料水の配送の仕事をやめて、やまゆり園に移ったんだが、端的に月給はそれぞれどのくらいでしたか。
―配送の仕事は、23、7万円、やまゆり園は19万円から21、2万円
賞与、ボーナスは
―やまゆり園で、30万円を2回、配送の方はもらわないうちに辞めました

あなたは、1か月間つばさホームにいた後、のぞみホームで事件の2月まで2年間くらいいたんですね。
―はい
のぞみホームは、相対的には一番軽い入居者なんですか
―はい
のぞみホームの入居者は何人で、その内あなたの言う「心失者」は何人ですか。
―19人ぐらいで、3人以外は「心失者」だと思います。
のぞみホームにも行かなかったのは
―その前に、逃げられたしまった職員がいて。
それがなければ、続いてのぞみホームなどにも行ったんですか。
―はい
あなたは、なぜのぞみホームに配属されたのか分かっていますか
―知りません。

安楽死という言葉が出ているので、それについて聞きます。
あなたは、安楽死させようとして43人を刺し、19人につき成功した、と言うのではないんですよね。
―はい。
「尊厳死」という言葉があります。聞いたことはありますか。
―はい
「尊厳死」は、死に際の、痛みの酷い人について、本人の希望で延命治療をしないというというものですね。
―はい。
「安楽死」は、それをさらに進め、「助かる見込みのない人を、本人の希望に従って、苦痛の少ない方法で死に至らせること」なのではないですか。
―はい、そうです。
あなたのしたことは、安楽死でもなんでもないですね。
―はい

あなたは、事件の前、手紙も出す前に、ナチスが障害者を多数殺したことを聞きましたね。
―はい、1月末頃、のぞみホームのホーム長かな。
とすると、あなたは「先駆者」ではないと知っていたが、実行したのですね。

ナチスが障害者にしたこと、その後の影響や評価など、実行前によく調べましたか。

事件後これまで3年半、いろいろな人と交流があったが、ナチスが障害者にしたことは、かなり分かってきましたか。 
―はい
内容はどんなものですか。
―ユダヤ人を殺したけれど、障害者も殺した。ユダヤ人を殺したことは間違いだったと思います。
ユダヤ人は何人ぐらい殺したんですか。
―30万人ぐらいですか
そんな認識なんですか。障害者は何人ぐらい?

1939年、ヒトラーの命令で殺し始めた、重度障害者、統合失調症患者から始まり、労働能力の欠如など10数万人のドイツ人を殺したんではないですか。

その後、そのナチスの行いも、強く批判されていますが、それは考えなかったんですか。
―障害者を殺した方は批判されていないとも思います。
そう思っているんですか。さらに勉強してみますか
―はい

あなたは、重度の障害者らに金をかけるべきではない、不幸を作るばかりだ、だからあなたの言う「安楽死」をすべきだという考えを、社会や日本国政府に対して分かって欲しいので、この事件を起こしたのですか。
―はい
政策を変えてほしいから起こした事件なんですね
―はい
では、あなたのしたことは、国の政策を変えるための「テロ事件」だと聞いていいですね。
―うーん、「よいテロ」というのがあるのか。

あなたはこの1月30日、雨宮処凛さんに面会しましたね
―はい
雨宮さんから、あなたが措置入院されたことが、政府の回答と思ったと述べたことについて聞かれ、「政府に拒否されたと思ったの?」と聞かれると、「でも、外に出れたので、やるなら一人でやれ、ということなのかなと思いました。一人でやればいいんだと」と答えましたか。
―うーん、意味が
後ろを向かないで答えてください。つまり今の日本国政府が、黙認したと思ったのですか。


「心失者」は殺すべきだとの考えに至った経緯に関して、聞きます。
やまゆり園で、障害の原因の勉強会とか、優生思想の問題とか、障害者の人権の歴史とか、心構えとか、どんなことを学ぴましたか。
―いろいろありました。
人の命や人権は長いこと大切にされてこなかった、男も女も高齢者も子どもも、まして障害者の命は大切にされてこなかった。今も国によっては守られていない、とかは

だからこそ、日本では今の憲法で自由をしっかりと保障し、さらに憲法25条などで福祉が憲法上の権利として位置づけられ、「福祉国家」を目指した、そんな歴史や「福祉国家」という言葉とか聞いたことがなかったですか。
―「福祉国家」という言葉は知っています。

ご家族が障害を受容していく過程は、まずショックを受け→否認そんなことはないと否認し→怒り、絶望してケンカなどして→いつか再起・適応していくという過程で受容していくというもので、受容できないままの人いる、とか学びましたか
―分かりません

あなたは、やまゆり園にいた重度障害者は、診断名として、どんなことから重度の障害者になったか、事件当時は分かってましたか。言ってみてください。
―わかりません、皆同じです。
原因について、今は分かっていますか。言ってみてください。
―皆、同じです。原因については関心がない
原因は、知的障害、自閉症、出産前の脳性麻痺、出産後の脳性麻痺、脳炎の後遺障害、ダウン症、レット症候群や小頭症など色々ありましょうが、それらの知識や、だれがどうだったのかとか、今は分かってますか。
―皆同じで。区別していません。
なぜ勉強しないのですか、あなたは自分の考えが正しいと主張しながら、殺した人がどんな人だったか、振り返ろうとはしないんですか。


さらに聞きます。
あなたは、事件直後にFBやツイッターに、自分の顔写真をアップしましたね。
―はい
そこには、日本語で「世界が平和になりますように。」、英語でビューテフルジャパンと書きましたよね、その趣旨を話してください。
―平和が世界、日本が良くなると
この事件やあなたの考えを良いことと認めてもらい、それがビューテフルな日本なのだと、それが、あなたが許可を求めた安倍首相をはじめ、多くの人に伝えたいという趣旨なんですか。
―はい
その回答は、しっかりと貰いましたか。
―黒岩県知事や安倍首相の話があった。
政府からはしっかり回答をもらいましたか


さて、「心失者」は、金がかかることが、死ぬべきという理由の大きな一つですね。
―はい
先ほどの話では、植物人間状態の人は勿論、重度の認知症患者などもね
―はい
あのー、無銭飲食や小さな窃盗事件で、何度も何度も刑務所と社会を行き来している人は、まあ「心失者」には入らないにしても、金がかかるから消えてほしい人、という感覚を、あなたは持っているんですか。
―はい
仕事ができなかったり時には意欲がなかったりで、ホームレスをしている人がいますね。金がかかるから消えてほしい人、という感覚を、あなたはもっていますか。
―はい

社会保障関係でお金がかかるいうことでは、このところ、生活保護費が実に増えてしまったということも話題になっていますね。
―はい
あなたは、措置入院が解除された3月の生活保護の申請について、お母さんから「それでは、当たり屋と同じだよ」とまでラインにかかれましたか。
―そんなのがあったかも。
あなたは、お母さんに対して「こんな時に受けないで、いつ受けるんだ」ともいいましたか。
―そう言ったかも
あなたは、住める親御さんの家があり、乗り回す自動車があり、自分は精神的に問題がないと考えて通院もしてない、そして親御さんが反対していたのに生活保護を受給したんですね

そのあなたが、どうして、これこれの人には金がかかる、なんて言える立場なんですか


あなたについてのこの裁判、その前の捜査から何から、適正にするため国のお金と多くの人の手間暇が、いっぱいかかっていることは分かりますか。
―はい
あなたの論理で行けば、確実に重大な犯罪をした人は、コストや手間暇かけず、費用のかかる裁判もせずに、ましてその主張を聞きせず。さっさと処罰した方が、よっぽど適切だということになってしまうんだよ、という遺族もいますが、どう考えますか。
―時間がかかり過ぎだと思います。

「不幸を作る」について聞きます。
あなたは、重度障害者が時に見せる笑顔も覚えているのでしたね。
―はい
それは、赤ん坊が突然泣く一方で、この上もなく可愛いい笑顔を見せた時と、似ていませんか。
―似ているかも
それは、重い認知症になった高齢者が、たまに素敵な笑顔を見せた時と似ていませんか。
―似ているかも
そんな時、あなたの言う、「心失者」もとても幸せなんだ、と感じませんでしたか。
―それはそうだけれど、犬猫と同じです

入居者は、食べ物の好き嫌いもあるのでしたね
―はい
好きな親切な職員や、親のことは分かったりすることもありましたね
―はい
好きな歌があったり、踊ったりしていましたね、
―はい
そんな幸せや心の動きは、「心」というのではないですか。
―*** それは「心」ではなくて「感情」です。感情は犬猫でもあります。
「心」でも「感情」でもいいですよ、言葉を出せず知らなくても、人を愛する心、愛される心が見えたでしょう。
―「心」と「感情」は違います。

あなたは、昨年夏からある雑誌(実話ナックルズ、2019年11月号)に漫画「トリアージ」を連載しましたね。
―はい
その中には、「クローンが心を持ったことが世に知られれば大問題だ」「命は尊いと唱えるだけでは思考が停止している」というセリフがありますね。
―はい
「心」というのは、あなたとしても、人間かどうかの重要な基準ではないんですか。
―「心失者」には感情はあっても心はありません。

既に日本将棋は、人間よりもコンピュータの方が強くなりましたね。
―はい
囲碁も、人間よりもコンピュータの方が強くなりましたね。
―はい
既に話せるロボットもあり、情報を与えれば「名前、製造場所、それから何年たったか」と言えますね。
―はい
そんな高性能ロボットと人間の違いは、「感情」とか「心」ではないんですか。
―いえ、心があるロボットもそのうちできると思います。人間とロボットは違いはないと思います。
「名前、住所、年齢」を言えずとも、自分で排せつなどできない人であっても、「心」がある以上「人間」であり、それが「人間の命」そのものではないんですか。


あなたは、にじホームの職員丙Bさんが言った「心はあるんだよー」という言葉、それは彼女の心の奥底、本音の言葉だったと思いませんか。
―はい
これはできれば答えてほしいんですが、私は自分が死んだら先に死んだ人また会える、それこそ自由に話せると思っているんですが、ご自身はどんな感覚ですか。
―死んだら無、だと思っています。

あなたも、生物学的な人として生まれたこと、精子の数もやたらいっぱいですから奇跡ですよねる。そして何とか食っていける今のこの日本に生まれた。それ、奇跡ですよね。
―はい
折角、奇跡的に生まれた命なんだから、能力が高かろうが低かろうが、障害があろうがなかろうが、生きている意味が見つけられていようといまいと、心がある、生きていること自体が大切ではないんですか。


あなたは今、自分の考えは正しいと言いつつ、したことは正しかったか分からないというような言い方をし、殺した人に対してもお詫びするとしている。それは、雨宮さんとともに面会した「創」の篠田さんと、謝罪する方法についていろいろ話して決めたことではないんですか。

あなたは、死んだ子の年を数える親の気持ちが分かりますか。
―分かりません。

人は、自分がしたことが取り返しのつかないものであればあるほど、考え直したくないものです。そしてあなたもここにいる誰もが100%、必ずや死にます。うえまつさとしさん、自分がしたことをどう捉えるか、自分が死ぬまで、色々な面から考えていってもらえませんか。
―はい
          *************** 

(下記は冒頭質問の美帆さん関係)
あなたが初めて刺した人は、美帆さんです。あなたは美帆さんの胸や腹部を三回、背中を一回、臀部を一回刺して殺しました。初めて人を刺したその手の感触を覚えていますか。
―必死で覚えていません。
初めて人を刺したのですよね、
―はい
初めてならば、なかなか忘れられるものではないと思う、思いだして下さい。
―よく覚えていません。

あなたは、はなホーム110号室の美帆さんなどは事前に知らなかったが、取り調べや記録、法廷の調書朗読で聞きましたね。美帆さんがどんな人だったか、言ってみてください。
―メモを取っていないので、明確には答えられないです。
美帆さんにつき、赤ん坊のころから骨になってしまった所までの12枚の写真に、お母さんの説明をつけ、証拠として検察側から請求してもらいました。被告側が同意しなかったから証拠にならなかった。そこで、公判が始まってから是非差し入れしてほしいと、私から弁護人に改めておくった。それは見ましたか。
―見ました。
どう思いましたか
―長年育てられたお母様のことを思うといたたまれないです。
11枚目がやまゆり園での美帆さんの写真、お母さんと最後に会ったのは7月24日でした。もう少し髪が伸びたら晴れ着を着て写真を撮る予定でした。覚えていますか。
―いたたまれない。

美帆さんのは、お母さんたちに幸せを与えていなかったのですか。
―それもあるでしょうけれど、施設に預けていた以上、お金と時間を無駄にしていた。
幸せを与えていた部分があることは認めますか。
―あっても、それではいけないと思う。愛して育ててはいけないと思います。

美帆さんの葬儀には延べ200人ほどが来てくれた、美帆さんがいることを喜ぶ人がいたことは分かりますか。
―喜ぶ人がいたかもしれないが、喜んではいけないと思う。
美帆さんは人間ではないというんですか。
―人間として生活していないと思います。
人間として考えるべきではないとうこと?
―そういうこと

あなたは、刺身包丁で、まさに初めて人を刺した最初の時、右手の小指を切ってしまいましたね。
―はい
出血があって、事件後コンピニで洗いましたね。
―はい
その傷の痛みまたは記憶は、この1月8日の初公判の時も残っていましたか。
―はい
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2020/2/10

「心があるんだよー」  カルト・宗教・犯罪

「心があるんだよー」
―「相模原障害者43人殺傷テロ事件」の、彼の考えと強く対比されるべきは、パニックの中で言った一職員のこの言葉です。涙が出る。2月6日、彼は彼女の心の奥底から出た想いと認め、少し動揺したと言った。新聞見出しに出ていいはず。 
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2020/2/10

人の恐ろしさを直視すべし  カルト・宗教・犯罪

「相模原障害者多数虐殺テロ事件」、今日は弁護側申請の鑑定証人で午後5時22分に終了。なんか空しかった。報道では、下記のようにある。
 *********
>幼少期から大学卒業まで明るいお調子者だった被告の人格が、事件の約1年前に過激な主張をするなど異質に変化したことを挙げ、週4〜5回の大麻乱用による大麻精神病の影響があると指摘
>大麻の使用頻度が増えた事件の約1年前から、被告の粗暴な行動が増え「障害者は安楽死すべきだ」と考えるようになったと強調した。
 ********

あのー報道の方、

1、「★大麻影響の慢性的な精神病症状の支配下にあった」とし、分かりやすく(3年半たった)「★今も大麻精神病のまま」と証言したと書いてくださいませな。

2、それ以前の、入れ墨入れ、危険ドラッグの使用などは「青春の蹉跌」の範疇だと述べた、とも書いてほしかった。

3、そして、だが「事物の是非・善悪を弁別し」「かつそれに従って行動する能力」がないとか著しく減退していたのか、ということには言及しなかった、と書いてほしい。それ最終的には裁判で決めることだが、鑑定的な証人は通例言うはずのこと。例えば「統合失調症」とて、鑑定証人たるものは、病名だけを言えばいいものではないのです。

4、また、2月7日の大澤達哉鑑定人は、「自己愛性」「反社会性」「統合失調型」の人格障害としたのだが、広く人格障害自体を否定したのが印象的でした。

 それは、下記の「C.その持続的様式が、臨床的に意味のある著しい苦痛または、社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。」
http://kompas.hosp.keio.ac.jp/sp/contents/000076.html
の要件につき、それが被告人本人は苦しみを感じてないから人格障害ではないと証言していた。
 あのー、多くの人格障害は、本人の苦悩―自らを全うできないことの苦悩かな―ではなく、周囲の苦痛・困惑であって「または、社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害」の方に当てはまるのでは、と反対尋問したかったなぁぁ。

5、もっとも感じたのは、この先生、確信犯「はまった人」の恐ろしさを知らないんだな、と。そもそもの出発点が、65分、移動時間などを引けば実質30分程で43人を殺傷したのが、実に異常だとし、その結果から「精神異常のはず」という形での証言をしていた。

 違うって。確かに驚くが、そんなこともするのが人間なんだと。そも「人の命なぞ、男も女も高齢者も子どもも、まして障害者、重度知的障害者の命なぞ、歴史上長い間大切にされて来なかったんだと。今も国によっては大事にされていないんだと」「それが何とかここまで命、人権を守る社会になってきたのだと」「嵌ってしまったときは、人は人を限度なく効率的に殺すこともできるのだ」と。その人間の恐ろしさを知らないのだなと思った。


まあ、大麻使用被告事件と正反対に、弁護側がこそがその影響の大きさを主張する裁判です。弁護人としてはまあ当たり前の行動であり、批判しないであげてほしい。

2月12日に被害者らの心情陳述、17日のそれと検察の論告求刑、参加弁護士らの意見陳述かと。
5

2020/2/9

テロ事件に対する報道の役目について。  メディア・ネット

テロ事件に対する報道の役目について。

「相模原障害者多数虐殺テロ事件」について。

 私は、世に誤解されてはいけないから「尊厳死」「安楽死」の定義も、彼にしっかり確認させ、自分は安楽死させたのではないと、あたり前のことだが公に認めさせた。そして、彼が国に求める『安楽死』は、議論されてる安楽死―本人の希望をもちろん重要な要件とする―とは異なることも認めさせた。

 どんな事件でも、法廷では遠慮なく聞かれます。猥褻用語も事件で使われていれば当然使われる。遠慮がちな弁護士も居たりするが、いかんことです。

 本件では、尚更きれいごとの議論ではならん、と多くの人が言う。それはこの裁判が、彼の現実に仕事をしてきた彼の、重度知的障害者、そして法廷では「重度認知症の人らも死なせるべきだ」という「コスト削減」「生産性」のみの思想との闘いなのだから―他の弁護士が聞いた「その世界には誰がいるんですか」に象徴される―当たり前だろうと。

 新聞メディアは何を遠慮しているのか、彼の動機にかかるいくつかのエピソードが報道されていない。優先しての傍聴席があるのに。被害者・遺族のためとか言うのだろうが、それこそ「匿名のメリット」として、報道できること。誰か早く書いてくれないかなあ。聞いていた私自身はメモを取れず、なんです。

 小学生時の作文のことも、私が聞かなかったら法廷に出なかった、と。先生からのコメントがなかったと本人は言っている。いつもはコメントをくれる先生が。この話は、本人が捜査段階から今の段階まで言っていて、嘘をあえてついているとは思えない。

 やまゆり園があって、少なくない人の職場でもあり実質共生社会を目指せていた地域です。その小学校で、知的障害児と交流もあった被告人ら。時に嫌なこともトラブルもあるのは当たり前で、その指導に不十分さがあったことが、元々の原因の一つだと思える。友人らには当時から言ったこともあるとも言う。

 被告人は、事件後(やまゆり園の再建は)「共生社会をすすめる」方向になったことにつき、「それもいい」「やはり無理だとなって、重度知的障害者らを政府が、彼の言う『安楽死』させるという政策に、結局はなる」とうそぶいていた。

 福祉国家そして共生社会を目指すという日本外の政策に対する挑戦であり、テロ事件なんだと。
5

2020/2/7

相模原事件―書き込み3つ  日常のこと

ツイッターへの書き込み3つ、ご参考までに。

ああ、横浜地裁前。今日もチラシ配りの一つもなかったです。死刑を廃止したいならば、今「相模原障害者多数虐殺テロ事件」の審理をしている横浜地裁前で運動をしないでどうするんだ、と思う。私は死刑存置の考えだけれど、配っていたらあなたこそが偉いっ、と言いたい。

いえ、植松被告は人格障害だろうがまったく精神異常ではないと。類似の考えをする人は一般社会でもごく一部はいると。人権思想を忘れ、コスト意識ばかりの今日の、思想闘争なのだと。
★必ず本人の希望を要件とする「安楽死」論議につき、誤解が広がるのが残念。

書込み多くてすいません。恐ろしいのは、植松被告がヒトラーの障害者にしたことを知った後に、この考えを持ったのではないこと。自らこの考えになり、ヒトラーのしたことと同じと言われたが、したこと。安倍首相の許可を求め、措置入院が回答かと思ったが、早くに出られたからやっていい、と思ったと。
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