2010/3/11

冬の大掃除11  飯田線の旅

 小諸というのは僕にとっては思いで深い街だ。今から20年以上も前、まだJRが国鉄だったし、新幹線が無く信越線が直江津まで直通していた時代だった。僕は上越で仕事をしていて、信越線をよく利用した。浅間に乗って小諸を通過すると、車窓に何やら城の門のような大きな門が、半分地面に埋まったような感じで見えた。そこには「懐古園」と看板が出ていて、何やら公園らしい。それは、少し薄暗い何とも不思議な光景で、いつか正体を確かめたいと思い続けていた。その内に国鉄がJRになり、信越線が廃止され第3セクターのしなの鉄道になった。僕も転勤で新潟を離れてしまい、ついに懐古園の謎に接する機会を失っていた。それが今になって遂に叶うのだった。懐古園が小諸城趾だと知ったのはかなり後年になってからだった。

 小諸駅に降りる。駅に隣接するホテルが閉業している。駅前の商店もどこか色が抜けてセピア調の景色になっている。新幹線に見捨てられた駅の悲哀が漂う。冬で寒く、小諸としては観光時期ではないのだろうが、観光客をほとんど見かけない。
クリックすると元のサイズで表示します

 駅を出て左に折れて、まず向かったのがこの堂々たる古い民家調の観光案内所。前に来たときはここで絵はがきを入手した。懐古園の情報を入手するために立ち寄って、カウンターにいたおばちゃんに尋ねると、地図を広げて熱心に解説してくれた。僕らは単に懐古園に行きたいのだが、まず城の正門に当たる大手門を見てから懐古園に回るのがよいと力説する。大手門はこの観光案内所からは懐古園と反対側になる。かなり寒いのであまり戸外を歩き回るのもためらわれたが、おばちゃんの熱心さに負けて、大手門に向かう。
クリックすると元のサイズで表示します

 小諸城の正門に当たる大手門。これがちょっと前まで個人所有だったという。現在は公園として公開されている。正門をくぐり、懐古園に向かう。
クリックすると元のサイズで表示します

 先ほどの観光案内所の脇を通り過ぎ、この地下道を降りる。これでしなの鉄道の線路の下をくぐると懐古園入り口だ。
クリックすると元のサイズで表示します

 懐古園入り口の門。工事中でシートにくるまれて何も見えない・・あ〜20数年の夢が・・この門は城の三の門に当たる。二の門は残ってないようだ。工事中のせいで分かりにくいが、地面に半分めり込んだような造りになっている。小諸城は非常に珍しい穴熊式の城で、街より低い位置に作られていたのだ。
クリックすると元のサイズで表示します

 案内の看板によると、城跡以外に幾つかの資料館と動物園と遊園地があるようだ。
クリックすると元のサイズで表示します

 小諸なる古城のほとり・・・島崎藤村の小説の有名な一部だと言う。僕はちゃんと読んだことはないが。しばし、古城を見学するのだ。
1



2010/3/11  22:50

投稿者:宇宙局長

小諸はホント人がいなかったですね。
観光案内所が閉まっていても不思議ではないぐらいでした。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ