2008/9/24

夏の飯田線旅行4 小和田の盛衰  飯田線の旅

 冷房の効いた快適な始発に乗り込み、2時間以上の乗車時間。飯田線南部の秘境駅小和田に着く。小和田に関してはもう既に語っているので無駄な説明は省くが、こんな何もない山の中に上下線交換ができる(今はもう駄目だけど、ちょっと前まではできた)大きな駅があるのは驚きである。唯一の駅利用住民、宮下さん夫婦が離村する可能性が高まったので、駅自体が廃止されるのではないかと囁かれている。実際2線あったレールの片方、上り側が撤去されて、列車交換ができなくなった。交換設備としての価値も放棄されたわけで、廃止の噂が現実味を帯びたように感じる。

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 下りホームにある小和田の駅名と愛知・長野・静岡の3県の境界駅を示す看板。どちらも表面の仕上げ塗装が剥げて朽ちかけている。これを作ったのはおそらくJRではなく、当時の水窪町(現浜松市)だろうと思う。とても修理する予算はないようだ。

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 古い木造の小和田の駅舎。無人駅の不燃化が進む中、貴重な木造の建物だ。かつては上り下りの各ホーム上にも、木造の小さな待合室があった。
 最近駅舎の前、写真では右側に写っている鉄の柵が最近増築された。また、駅舎の後ろ側に、金属製のつっかい棒が補強の為に増設されている。もしかしたら駅舎保存の意思の表れでは?と期待させる。

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 少し引きで駅舎を見ると・・・。写真では右、上りホームから、レールが撤去されている。撤去にだって費用がかかるだろうし、残していても別に問題ないように思うが、
当局には何か事情があるのだろう。

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 これは、「鉄子の旅」のアニメにも出ていた「愛の椅子」
駅舎を出て、道を少し下った所にある東屋(壁のない屋根だけの小屋)に置かれている。ニスが剥げて色あせている。設置された当時は綺麗だった。センサーが付いていて、座ると音楽が流れたのだが、今はもうそんな高度な機能は働かない。

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 しばらくして、僕らの乗る上り列車が来た。滞在時間は30分程度。これを逃すと2時間足止めだ。
 小和田に降りるのは悲しい。来るたびに何かが無くなったり、朽ちたりして、寂れて行くのを目の当たりにするからだ。
 次に降りる時は駅はどうなっているだろう?
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2008/9/24  22:39

投稿者:宇宙局長

駅舎はひさしの柱が新しくなっていたりしますし、塩沢集落への郵便配達が残っていることを考えると、まだ廃駅にはならないんじゃないかと思います。
ポイントは残しておくとメンテナンスの手間がかかるので撤去したのではないかと推測します。

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