4日目
台南のホテルは改装されていて、前と違って上のほうの1フロアが食堂になっていた。地元の若者はパン食だが、私はおかゆ。
さて、この日はゆっくり鉄の日にしようと思っていたのだが、どうしようか?
まずは屏東に行ってみる。ここに興味深い鉄牛車がいるようだったのだが、出会えず。
九曲堂駅に旧型客車がいたので撮影してみる。駅員さんが、これらは停用ですと言っていたが、廃車なのか休車なのか。
その後高雄まで戻り、新左営に普通列車で出てから高鉄で高鉄台中へ、弁当を買って移動中に食べる。日本で普通に新幹線を使っているが、台湾国鉄と比較すると驚異的な速さだと実感する。車内誌で、台北で「鬼太郎の妖怪楽園」という催しがあると知る。
高鉄台中から彰化に出て、EMU300を使った自強号(特急)の切符を買う。駅員氏は「これでは遅くなってしまいます」と日本語で応対してくださるが、「かまいません」と言ってそのまま買う。
実はその一本前の自強号は、日本のかもめ号と同じ振り子式車両を使っていて、ずっと速く、しかも車内は全車グリーン車並の豪華さなのだ。駅員氏おすすめの列車を蹴ってしまって申し訳ないが、EMU300はこれを逃すと、次の台湾訪問時には乗れないかもしれない。
EMU300はイタリア製の古い電車だが、結構乗り心地はいい。つりかけ式なのではあるが。登場当時を考えると、日本の国鉄の特急列車よりずっと良かったはずである。
ゆっくり台湾の町を通過していく。オートバイの数は都市ではかなり多く、そのあたりはこれからも変わらぬ台湾の風景となっっていくのだろう。
ただ、やはり時間はかかり、台北に着いたころには日が暮れていた。
日系のホテルに荷物を置いて、夜市に行って見た。日本人いっぱい(笑)。
明日は帰国である。
冷気平快車。機関車又は電源車からエアコンと照明の電源供給を受けるタイプ。私はとうとう乗れなかった。
平快車。日本で言えば「スハ44の後継」、「もし10系客車に『特ハ』があったら」的車両である。上の車両の原型である。
台車は日本の車両に似ているがちょっと違う。
なぜかもと台東線のディーゼルカーがいた。
EMU300は3両ユニットを適宜連結して組成する。お菓子のような塗装。
GE製電気機関車。日本からこんな近い所で見られる。かなりの数が活躍している。
日本車両製ディーゼルカー。「よう、お元気?」と声をかけたくなる。屋根上のごっつい放熱機が特徴。
EMU300車内。日本国鉄では簡易リクライニングの時代、普通車でこのリクライニングなのだった。
地下鉄の広告。

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