TJライナー運行開始10周年記念スタンプラリーの旅 こ鉄の部屋
東武鉄道東上線は、池袋駅から埼玉県寄居駅を結ぶ75キロの路線です。
坂戸から分岐する越生線という支線もありますが、この2線は浅草をターミナルとする伊勢崎線、日光線系統とは接続はなく全く別の系統になっています。
1914年(大正3年)池袋ー川越間開業の東上鉄道が、1920年に東武鉄道と対等合併により東武鉄道の東上線になったという歴史的な経緯からそうなっています。
浅草ー東武日光・鬼怒川温泉を結ぶスペーシア


浅草ー会津田島を結ぶリバティ

浅草ー赤城を結ぶ「りょうもう」

浅草ー東武宇都宮を結ぶ「しもつけ」や臨時特急「しもふり」に使われる350型

といった有料の座席指定特急列車が運転される伊勢崎線、日光線系統に対して、東上線は列車種別こそ、快速急行、快速、急行、準急、普通とあるものの、車両はすべてロングシートの通勤型車両だけです。


かつては、1949年から1967年まで、「フライングカー」と呼ばれた専用車両による、イギリス国鉄の「フライング・スコッツマン」にあやかった「フライング東上」が、池袋-寄居間(秩父鉄道線に直通運転していた時は長瀞駅まで運転)で運行されており、その後も1992年まで、「みつみね」(池袋ー三峰口)、「ながとろ」(池袋ー上長瀞)という秩父鉄道直通特急に、「むさしの」「さだみね」(池袋駅ー小川町)という愛称のついた無料の特急が運転されていましたが廃止。
そんな東上線に2008年から登場したのが、「TJライナー」です。
夕方から夜の下り列車で30分ごとに平日13本、休日9本運行される、(上りは平日朝の2本だけ)

快速急行の停車駅から更に和光市、志木の二駅通過となり、410円の着席整理券が必要となる列車です。
そして、TJライナー運行開始にあたり作られたのが、50090系という電車です。

1編成だけ往年のフライング東上のリバイバル塗装された列車があります。

そんな50090系車両は、TJライナー以外では、ロングシートで使用。

TJライナーでは、

2人掛けのクロスシートになるマルチシートという車両です。
池袋から折り返しTJライナーとなる上りの快速急行も座席はクロスシートで運行。

快速急行は料金不要で、その列車で乗るにはいい車両ですが、料金を支払ってというと私には割高な気がしますが、10年続いているわけで需要は高いようです。
さて、そんなTJライナー運行開始10周年を記念して、2018年7月20日(金)〜8月31日(金)の期間にTJライナー停車駅の内、つきのわ、武蔵嵐山駅以外の8駅にスタンプを設置、全8駅のスタンプを集めると、記念品がもらえるというスタンプラリーが実施。

また、それに合わせて、「東上線1日フリー乗車券」も発売されます。

東上線、越生線全線が乗り降り自由で1770円、スタンプ巡りにはぴったりの切符で、しかも購入するともれなく、

東上線オリジナルミニタオル、ヘッドマークステッカーセットがついています。
温泉旅で利用する伊勢崎線、日光線に対して、利用することがなかった東上線。
昨年10月から池袋ー川越市間は通勤で利用するようになったものの、往復するだけで途中下車はせずですし、こんなおぜん立て(こ鉄に取ってですが)がされているので8月25日(土)に1日フリー乗車券でスタンプラリーをしてみました。
東上線起点のターミナル駅池袋から、

9:34発の各駅停車成増行きで出発します。

池袋駅を出て最初のスタンプ駅は、ふじみ野駅ですが、池袋ー成増間の各駅停車しか止まらない8つの駅、スタンプはないのですが、準急以上の列車を通勤で利用している私には通過してばかりなのでいくつか途中下車してみます。
【下板橋駅】

1日47万人が乗降する池袋駅から2キロ2駅目の駅で、1日16,000人が乗降する駅です。

1914年開業時からの駅ですが、開業当初は今の場所より400メートルほど先の現在、留置線がある場所に駅があったそうです。
移転後の昭和10年ごろ建築の駅舎が改修されながら現在もあるそうです。

ただ、再び駅を最初に駅が設けられた留置線のある場所に移転して、日本大学と共同で駅上に大学病院を開設するなどの周辺地と一体的な高度医療福祉拠点の実現を目指すメディカル・トラポリス構想があるそうで、昭和の私鉄駅の雰囲気がなくなるかもしれないので、降りてみました。
【中板橋駅】

ホーム2本4線の待避線がある駅で、各駅停車電車が通過待ちをすることが多い駅です。

東上線開通から19年後の1933年の開駅で、住民の請願で作られた駅です。
写真がうまく撮れませんが、木造の駅舎の佇まいがいい雰囲気です。
1日乗降客数28,000人ほどで、駅前には

商店街がありました。
【ときわ台駅】
こちらも、開通から20年ほど経過した1935年の開駅です。

渋沢栄一らによって立ち上げられた田園都市株式会社が1923年(大正12年)8月から開発、分譲された東急東横線の田園調布に倣って、東武鉄道によって開発された常盤台住宅地の玄関駅として設置された駅です。

2018年5月に1年ほどかけておこなったリニューアル工事が完成。
開業当初の雰囲気を再現した駅舎は雰囲気がいいですね。

駅舎の壁面には、往時の写真が展示され、


駅の写真だけではなく、当時の住宅地開発の様子も、



展示されているのは興味深いものがありました。


往年のこういう雰囲気の景観を維持していくのは難しいとは思いますが、残ってくれればなあと思います。
【ふじみ野駅】
3駅寄り道してから、スタンプラリー最初の駅であるふじみ野駅に到着します。

成増から乗った急行列車は、TJライナー10周年ヘッドマークを付けた50090系のロングシート仕様でした。
1993年開駅と新しめの駅で、宅地開発に伴い設置された駅。
1日乗降客数は67,000人と東上線では乗り換えのない駅としては志木、朝霞に次ぐ3番目に乗降客数が多い駅です。

駅舎も駅前も新開地の雰囲気です。
ふじみ野市にある駅ではなく、富士見市にある

ふじみ野駅というのが、土地勘があまりない私にはわかりにくい感じです。
【東松山駅】
ふじみ野から乗った快速列車は、TJライナー停車駅でありスタンプ駅である川越、川越市、坂戸駅に停車しましたが、下車せず東松山駅まで来ました。

1日3万人ほどの乗降客がある東松山市の玄関駅で、

オランダのナイメーヘン市と姉妹都市となったことを踏まえて、こんな洋館風の駅舎になったそうです。

江戸時代には廃城となったものの戦国時代には、扇谷上杉氏と山内上杉氏・古河公方の三勢力、更に後北条氏と上杉謙信の間で争奪戦が行われた要衝の地にある城であった松山城址や、古墳時代後期の横穴墓群の遺跡である吉見百穴の最寄り駅です。
歴史好きには興味があるところですが、この日の暑さは尋常なものでもないので、駅前のこちらのお店で、

東松山名物であるやきとんを

おいしい味噌をつけながらいただきました。
味噌はおみやげで

購入してしまうほど、おいしかったです。
【森林公園駅】

東上線では森林公園駅始終着という電車が多くなっていますが、1日乗降客数14,000人ほど、駅前には何もありません。
駅名のとおり、

国営武蔵丘陵森林公園の玄関駅とはなっていますが、1971年に開駅したのは、

電車の車庫を作ったのに合わせてです。
森林公園から急行小川町行き電車に乗ります。

急行とはいえ、川越から先は各駅に停車します。
TJライナーも停車する、つきのわ、武蔵嵐山にも停車しますが、スタンプはなく通り過ぎます。
武蔵嵐山駅の手前で急停車。何事かと思えば、

こんなバカ者がいました。
事故にならず、5分遅れで済んだからいいものの、こういう自分勝手は許せません。
【小川町駅】

現在東上線全線を直通する列車はなく、ここ小川町で完全に運転系統が別になっています。
JR八高線との接続駅ですが、1日乗降客数は1万人ほど。
静かなたたずまいの駅です。
スタンプラリーでいえば、この先に進む必要はありませんが、小川町ー寄居間の4両編成の区間各駅停車電車で東上線の終着駅寄居駅まで行ってみました。
小川町駅の手前から単線になった東上線、

小川町駅を出てしばらくはJR八高線の単線と並行します。
ローカル線の雰囲気です。

荒川を渡り、


終点の寄居駅に到着。

東上線のほかに秩父鉄道、JR八高線が集まる駅ですが、1日乗降客数は3800人ほど。

駅前には全く人がいませんでした。
【フリー乗車券外のJR八高線】
寄居からは、JR八高線の高麗川行きの

2両編成のディーゼルカーに乗ります。
先ほどスタンプを押した小川町で

列車交換のため停車したり、

のどかなローカル線旅気分で、越生駅まで乗車しました。
【越生駅】

越生梅林への玄関駅ですが、酷暑の夏の土曜日では駅前に全く人気がありません。
ここからは、東武越生線に乗ります。
東上線の坂戸駅とJR八高線との接続駅越生駅を結ぶ10キロほどの路線です。

東上線直通列車はなく、越生線内を4両編成の各駅停車が往復している路線です。
昨年3月以来2回目の乗車ですが、地味な路線です。
【坂戸駅】

東上線と支線の越生線の分岐駅で、駅舎は洋風の立派な造りです。

でも駅前は、

のどかな地方の街の駅前の雰囲気。

1日乗降客数28,000人とのことですが、静かな駅前でした。
【川越市駅】

1日乗降客数45,000人ほど。小江戸川越の蔵作りの街への玄関駅であり、準急、各駅停車列車の多くが始終着となる運転上の要衝駅です。
ここから西武新宿線の本川越駅までは徒歩5分ほど。

そこから少し歩くと、川越駅前まで通じるクレアモールという商店街があります。

多くの人が歩いていました。
【川越駅】

観光客が集まる蔵作りの街並みへは、川越市駅、本川越駅が近いのですが、川越駅がやはり玄関駅としての雰囲気はあります。

ここでスタンプラリー8駅全てのスタンプがそろいました。
【大山駅】
スタンプラリーは終わりましたが、池袋の3駅手前の大山駅で途中下車します。

はっぴーろーどという

活気のある商店街が駅前にあり、気になっていたからです。
時代の流れなのか、チェーン店が多い印象ですが、個人商店も頑張っています。
かみさんがサングラスを買いたいというので眼鏡屋で1150円の安物サングラスを買ったのですが、昔ながらの眼鏡屋のご主人がきちんと磨いてくれました。
マニュアル的ではない、こういう丁寧さはいいなあ。
そして、小籠包専門店がありました。

テイクアウト基本も、こじんまりした店内でもいただけるという仕組み。
近所に住んでいるわけではないので、店内でいただきました。

6個で380円、台湾通貨に換算すると100元。
台湾でいうと少し高めですが、めちゃくちゃ高くはありません。
そして食べてみるとおいしい。
日本でも何軒か食べているのですが、値段云々の前においしくない。
おいしいと思ったのは、仙台の鼎泰豐ですが、

こちらは6個で900円、250元相当でお値段はどうしても高い。
素直にうれしくなって、お代わりをしてしまうのでした。
【スタンプラリー達成賞】

そして、もらった記念品である「とうぶせんでんしゃシリーズ」カード。
6種類あるそうですが、絵柄は選べませんという通り、

開けるまで何が入っているかわかりません。
中身は、

この2枚。右の6050系は東上線では走っていませんが、温泉旅で何回も乗る電車です。
景品はこ鉄の私的には満足なのですが、これにかこつけてなじみがなかった東上線の12駅で途中下車して、駅前だけではありますがお散歩できたのが楽しかったです。
2
坂戸から分岐する越生線という支線もありますが、この2線は浅草をターミナルとする伊勢崎線、日光線系統とは接続はなく全く別の系統になっています。
1914年(大正3年)池袋ー川越間開業の東上鉄道が、1920年に東武鉄道と対等合併により東武鉄道の東上線になったという歴史的な経緯からそうなっています。
浅草ー東武日光・鬼怒川温泉を結ぶスペーシア




浅草ー会津田島を結ぶリバティ

浅草ー赤城を結ぶ「りょうもう」

浅草ー東武宇都宮を結ぶ「しもつけ」や臨時特急「しもふり」に使われる350型

といった有料の座席指定特急列車が運転される伊勢崎線、日光線系統に対して、東上線は列車種別こそ、快速急行、快速、急行、準急、普通とあるものの、車両はすべてロングシートの通勤型車両だけです。






かつては、1949年から1967年まで、「フライングカー」と呼ばれた専用車両による、イギリス国鉄の「フライング・スコッツマン」にあやかった「フライング東上」が、池袋-寄居間(秩父鉄道線に直通運転していた時は長瀞駅まで運転)で運行されており、その後も1992年まで、「みつみね」(池袋ー三峰口)、「ながとろ」(池袋ー上長瀞)という秩父鉄道直通特急に、「むさしの」「さだみね」(池袋駅ー小川町)という愛称のついた無料の特急が運転されていましたが廃止。
そんな東上線に2008年から登場したのが、「TJライナー」です。
夕方から夜の下り列車で30分ごとに平日13本、休日9本運行される、(上りは平日朝の2本だけ)

快速急行の停車駅から更に和光市、志木の二駅通過となり、410円の着席整理券が必要となる列車です。
そして、TJライナー運行開始にあたり作られたのが、50090系という電車です。

1編成だけ往年のフライング東上のリバイバル塗装された列車があります。

そんな50090系車両は、TJライナー以外では、ロングシートで使用。

TJライナーでは、

2人掛けのクロスシートになるマルチシートという車両です。
池袋から折り返しTJライナーとなる上りの快速急行も座席はクロスシートで運行。

快速急行は料金不要で、その列車で乗るにはいい車両ですが、料金を支払ってというと私には割高な気がしますが、10年続いているわけで需要は高いようです。
さて、そんなTJライナー運行開始10周年を記念して、2018年7月20日(金)〜8月31日(金)の期間にTJライナー停車駅の内、つきのわ、武蔵嵐山駅以外の8駅にスタンプを設置、全8駅のスタンプを集めると、記念品がもらえるというスタンプラリーが実施。

また、それに合わせて、「東上線1日フリー乗車券」も発売されます。

東上線、越生線全線が乗り降り自由で1770円、スタンプ巡りにはぴったりの切符で、しかも購入するともれなく、

東上線オリジナルミニタオル、ヘッドマークステッカーセットがついています。
温泉旅で利用する伊勢崎線、日光線に対して、利用することがなかった東上線。
昨年10月から池袋ー川越市間は通勤で利用するようになったものの、往復するだけで途中下車はせずですし、こんなおぜん立て(こ鉄に取ってですが)がされているので8月25日(土)に1日フリー乗車券でスタンプラリーをしてみました。
東上線起点のターミナル駅池袋から、

9:34発の各駅停車成増行きで出発します。

池袋駅を出て最初のスタンプ駅は、ふじみ野駅ですが、池袋ー成増間の各駅停車しか止まらない8つの駅、スタンプはないのですが、準急以上の列車を通勤で利用している私には通過してばかりなのでいくつか途中下車してみます。
【下板橋駅】

1日47万人が乗降する池袋駅から2キロ2駅目の駅で、1日16,000人が乗降する駅です。

1914年開業時からの駅ですが、開業当初は今の場所より400メートルほど先の現在、留置線がある場所に駅があったそうです。
移転後の昭和10年ごろ建築の駅舎が改修されながら現在もあるそうです。

ただ、再び駅を最初に駅が設けられた留置線のある場所に移転して、日本大学と共同で駅上に大学病院を開設するなどの周辺地と一体的な高度医療福祉拠点の実現を目指すメディカル・トラポリス構想があるそうで、昭和の私鉄駅の雰囲気がなくなるかもしれないので、降りてみました。
【中板橋駅】

ホーム2本4線の待避線がある駅で、各駅停車電車が通過待ちをすることが多い駅です。

東上線開通から19年後の1933年の開駅で、住民の請願で作られた駅です。
写真がうまく撮れませんが、木造の駅舎の佇まいがいい雰囲気です。
1日乗降客数28,000人ほどで、駅前には

商店街がありました。
【ときわ台駅】
こちらも、開通から20年ほど経過した1935年の開駅です。

渋沢栄一らによって立ち上げられた田園都市株式会社が1923年(大正12年)8月から開発、分譲された東急東横線の田園調布に倣って、東武鉄道によって開発された常盤台住宅地の玄関駅として設置された駅です。

2018年5月に1年ほどかけておこなったリニューアル工事が完成。
開業当初の雰囲気を再現した駅舎は雰囲気がいいですね。

駅舎の壁面には、往時の写真が展示され、


駅の写真だけではなく、当時の住宅地開発の様子も、



展示されているのは興味深いものがありました。


往年のこういう雰囲気の景観を維持していくのは難しいとは思いますが、残ってくれればなあと思います。
【ふじみ野駅】
3駅寄り道してから、スタンプラリー最初の駅であるふじみ野駅に到着します。

成増から乗った急行列車は、TJライナー10周年ヘッドマークを付けた50090系のロングシート仕様でした。
1993年開駅と新しめの駅で、宅地開発に伴い設置された駅。
1日乗降客数は67,000人と東上線では乗り換えのない駅としては志木、朝霞に次ぐ3番目に乗降客数が多い駅です。

駅舎も駅前も新開地の雰囲気です。
ふじみ野市にある駅ではなく、富士見市にある

ふじみ野駅というのが、土地勘があまりない私にはわかりにくい感じです。
【東松山駅】
ふじみ野から乗った快速列車は、TJライナー停車駅でありスタンプ駅である川越、川越市、坂戸駅に停車しましたが、下車せず東松山駅まで来ました。

1日3万人ほどの乗降客がある東松山市の玄関駅で、

オランダのナイメーヘン市と姉妹都市となったことを踏まえて、こんな洋館風の駅舎になったそうです。

江戸時代には廃城となったものの戦国時代には、扇谷上杉氏と山内上杉氏・古河公方の三勢力、更に後北条氏と上杉謙信の間で争奪戦が行われた要衝の地にある城であった松山城址や、古墳時代後期の横穴墓群の遺跡である吉見百穴の最寄り駅です。
歴史好きには興味があるところですが、この日の暑さは尋常なものでもないので、駅前のこちらのお店で、

東松山名物であるやきとんを

おいしい味噌をつけながらいただきました。
味噌はおみやげで

購入してしまうほど、おいしかったです。
【森林公園駅】

東上線では森林公園駅始終着という電車が多くなっていますが、1日乗降客数14,000人ほど、駅前には何もありません。
駅名のとおり、

国営武蔵丘陵森林公園の玄関駅とはなっていますが、1971年に開駅したのは、

電車の車庫を作ったのに合わせてです。
森林公園から急行小川町行き電車に乗ります。

急行とはいえ、川越から先は各駅に停車します。
TJライナーも停車する、つきのわ、武蔵嵐山にも停車しますが、スタンプはなく通り過ぎます。
武蔵嵐山駅の手前で急停車。何事かと思えば、

こんなバカ者がいました。
事故にならず、5分遅れで済んだからいいものの、こういう自分勝手は許せません。
【小川町駅】

現在東上線全線を直通する列車はなく、ここ小川町で完全に運転系統が別になっています。
JR八高線との接続駅ですが、1日乗降客数は1万人ほど。
静かなたたずまいの駅です。
スタンプラリーでいえば、この先に進む必要はありませんが、小川町ー寄居間の4両編成の区間各駅停車電車で東上線の終着駅寄居駅まで行ってみました。
小川町駅の手前から単線になった東上線、

小川町駅を出てしばらくはJR八高線の単線と並行します。
ローカル線の雰囲気です。

荒川を渡り、


終点の寄居駅に到着。

東上線のほかに秩父鉄道、JR八高線が集まる駅ですが、1日乗降客数は3800人ほど。

駅前には全く人がいませんでした。
【フリー乗車券外のJR八高線】
寄居からは、JR八高線の高麗川行きの

2両編成のディーゼルカーに乗ります。
先ほどスタンプを押した小川町で

列車交換のため停車したり、

のどかなローカル線旅気分で、越生駅まで乗車しました。
【越生駅】

越生梅林への玄関駅ですが、酷暑の夏の土曜日では駅前に全く人気がありません。
ここからは、東武越生線に乗ります。
東上線の坂戸駅とJR八高線との接続駅越生駅を結ぶ10キロほどの路線です。

東上線直通列車はなく、越生線内を4両編成の各駅停車が往復している路線です。
昨年3月以来2回目の乗車ですが、地味な路線です。
【坂戸駅】

東上線と支線の越生線の分岐駅で、駅舎は洋風の立派な造りです。

でも駅前は、

のどかな地方の街の駅前の雰囲気。

1日乗降客数28,000人とのことですが、静かな駅前でした。
【川越市駅】

1日乗降客数45,000人ほど。小江戸川越の蔵作りの街への玄関駅であり、準急、各駅停車列車の多くが始終着となる運転上の要衝駅です。
ここから西武新宿線の本川越駅までは徒歩5分ほど。

そこから少し歩くと、川越駅前まで通じるクレアモールという商店街があります。

多くの人が歩いていました。
【川越駅】

観光客が集まる蔵作りの街並みへは、川越市駅、本川越駅が近いのですが、川越駅がやはり玄関駅としての雰囲気はあります。

ここでスタンプラリー8駅全てのスタンプがそろいました。
【大山駅】
スタンプラリーは終わりましたが、池袋の3駅手前の大山駅で途中下車します。

はっぴーろーどという

活気のある商店街が駅前にあり、気になっていたからです。
時代の流れなのか、チェーン店が多い印象ですが、個人商店も頑張っています。
かみさんがサングラスを買いたいというので眼鏡屋で1150円の安物サングラスを買ったのですが、昔ながらの眼鏡屋のご主人がきちんと磨いてくれました。
マニュアル的ではない、こういう丁寧さはいいなあ。
そして、小籠包専門店がありました。

テイクアウト基本も、こじんまりした店内でもいただけるという仕組み。
近所に住んでいるわけではないので、店内でいただきました。

6個で380円、台湾通貨に換算すると100元。
台湾でいうと少し高めですが、めちゃくちゃ高くはありません。
そして食べてみるとおいしい。
日本でも何軒か食べているのですが、値段云々の前においしくない。
おいしいと思ったのは、仙台の鼎泰豐ですが、

こちらは6個で900円、250元相当でお値段はどうしても高い。
素直にうれしくなって、お代わりをしてしまうのでした。
【スタンプラリー達成賞】

そして、もらった記念品である「とうぶせんでんしゃシリーズ」カード。
6種類あるそうですが、絵柄は選べませんという通り、

開けるまで何が入っているかわかりません。
中身は、

この2枚。右の6050系は東上線では走っていませんが、温泉旅で何回も乗る電車です。
景品はこ鉄の私的には満足なのですが、これにかこつけてなじみがなかった東上線の12駅で途中下車して、駅前だけではありますがお散歩できたのが楽しかったです。
