本コロ

2004/6/22 | 投稿者: yom_sky

文庫本はいいねえ。日本人が作った文化の極みだねえ。

最近文庫本から手が離せなくなる周期に入っております。
活字にも常習性があり、読み続けているとカフェインのように日々摂取しなくてはいけなくなるのです。
自分はそれほど重度の常習者ではないのでしばらく読書週間(習慣)が続くとぱったり読まなくなる(読めなくなるともいう)時期がやってきます。それをくり返して生きているようです。

最近読んでおもしろかったのは
佐野眞一『だれが「本」を殺すのか(上・下巻)』(新潮文庫)

未曾有の出版不況と言われる昨今の出版にまつわる現状を取材したノンフィクション。不況不況というが何がその原因なのか?ゲームや携帯電話の台頭なのか再販制度に問題があるのかマンガ喫茶やブックオフの出現かコンテンツの不足か新しいシステム、ネット販売、電子出版の現状は?図書館は?地方出版は?自費出版は?・・・

と、本邦の本にまつわることをかたっぱしからまとめあげているので読後かなり把握欲が満たされた気分になれる。著者の取材姿勢ゆえだと思われる。それもう片っ端から聞きまくる。町の本屋から大型書店、紀伊国屋の社長からブックオフの社長、取次ぎの社長、編集、図書館、評論家・・・
腕と実績を感じますわ。
企画意図でもあった様だがそうして取材される本に関わる人々が魅力的に書かれている。そして、それぞれの立場のそれぞれの主張や問題を聞くことができる。この多種多様の立場とキャラクターがノンフィクションのおもしろさなんだなとも思った。
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