road to truth

ひとりの人間の「真実の生き方」への模索の記録

 
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わすれられない贈り物

ある日の国語の授業でのこと。

その日のK君、さっそく活躍。
「配達係の人、配達をわすれているよ!」と係のみんなに注意をうながす。
そんな時は、ほめることを忘れないようにしている。
I君と話しているところへKがやってきたので、
I君に「Kは係りの仕事忘れていた子にやさしく教えてあげたんだ。すごいよね。」
と話した。間接的な形だが認められることの喜びがさらに彼を深部から変えていく。
K君のその日のその時間の授業への集中は目を見張るものがあった。

教材は「わすれられない贈り物」

年老いた心優しいあなぐまさんが、森の仲間たちとの永遠の別れを迎える。
あなぐまさんは、友のしあわせを自分のしあわせのように感じられる人だったので、
あなぐまさんとの、たくさんの思い出が動物たちの心に息づいていた。
あなぐまさんがさいごまで努力したことは、どうしたら自分がいなくなっても動物たちを悲しませないですむか、ということだった。
あなぐまさんを失った悲しみにくれる日々は、やがて心の中に生き続けるあなぐまさんが残してくれたものの豊かさに感謝し、そのぬくもりと共に生きる毎日へとかわってゆく。そんな物語だ。

K君は、他の誰にもできないほどの深さと重みをもってこの物語を受け止めた。
こんな感想文を書いている。

「ぼくはこのはなしがとてもすきです。こんないいはなしがきょうかしょにあるので、おどきました。ぼくがいちばんすきなところは、さいごにもぐらさんがありがとうといったところです。ありがとう、ぼくはこのことばがすきです。せんせいもすきですか。あなぐまさんはしぬまでいっしょうけんめいに、いきました。あなぐまさんはすごいなぁとおもいました。」

Kは、自分の人生と、自分の生き方と、自分の仲間の問題として、
この物語のメッセージを受け取った。心で受け止めた。
それができたのは、彼が、もがきながらも自分のおかれた状況とたたかい、
懸命に自分自身を生きようとしてきたからではないだろうか。

Kは、いまだにけんかする。ついこの前もおとなしいY君を泣かせた。
謝りなさいといっても心がこもらない。
ところが、「それでは、あなぐまさんのようにみんなから好かれる人には、なれないな。」と諭すと、とたんに真剣な表情になって照れずに心からの謝罪をする。そして「先生、僕できたよ。きちんと謝れたよ。」と伝えにくる。

K君のそんな姿こそ、彼からの決してわすれることの出来ない贈り物である。







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タグ: 教育 学校 子ども
投稿者:eudaimonia
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