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ひとりの人間の「真実の生き方」への模索の記録

 
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疎外と主体形成の弁証法

へたれ親父たち=不労所得によって享楽にふける連中やら、プチブル的意識を持つ労働者の中の「持てる階層」の増大は、マルクスにはすでにお見通し済みのことだったようである。

剰余労働の創出には「負の労働、相対的な遊惰(またはせいぜい非生産的労働)の創出が対応」している。この「負の労働」とは、まず第一に資本、次に資本とともにする階級、とくに「サービスする階級のうち資本ではなく所得によって暮らす」諸階級、つまり受救貧民と取り巻き連中などのおかかえもののことである。

労働が交換するものは「・・彼の生命を維持し、肉体的社会的欲求など彼の諸欲求一般を充足するための諸対象」であることである。このことは個人的消費生活に独自な生活・享受の論理が展開していく可能性があることを示している。

(鈴木敏正「主体形成の教育学」より。カギ括弧内はマルクス「経済学要綱」)

剰余労働の増大=自由時間の増加、消費生活の展開・・という労働者にとっての主体形成の契機となるべきものが我がものとして現実化されず、それさえもが資本に包摂されてしまったところに、プチ・ブルジョワ的労働者の創出と存在の根拠があるのであろう。

ところで、エンゲルス「イギリスにおける労働者階級の状態」には次のような一節がある。

労働者は日常生活においてブルジョワジーよりもはるかに人間的である。・・貧民は、富者が貧民に与える以上のものを、たがいに与えあう。・・労働者は自分自身のつらい運命を経験しており、したがって困っている人々に同情の念をいだくことができる。
労働者にとっては人間はだれでも人間であるが、他方ブルジョワにとっては、労働者は人間以下のものである。だから労働者のほうがつきあいがよく、親切であり、有産者よりも銭の必要にせまられているくせに、有産者ほど銭にがつがつしていない。


僕はこの一節がとても好きだ。
派遣労働者、期間労働者。究極の「疎外」=我が内側には絶対的貧困しかない。持てる物は何もない存在。
だが失っているからこそ得られるものがあるのではないだろうか。
その発達可能性はブルジョワ化した労働者よりもはるかに高い。
たとえば「臨時教員」という立場の教師は、正規教員よりもはるかに教師として発達する可能性を持った存在なのではないのだろうか。

「自分自身のつらい運命を経験しており、したがって困っている人々に同情の念をいだくことができる。」それゆえに・・

今を生きる子どもたちにとって何よりも必要なのは、自分の苦しみや悲しみに共感し、ありのままの自分を受けとめてくれる存在なのであるから。

人間は疎外を経験し、これに反発しつつ自分自身を創り出し、これによって自分自身を充足させる。疎外は現実に固有な否定であり、これが現実の推進的で創造的な原理となる。(「マルクスのマルクス主義」ジョン=ルイス)






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投稿者:eudaimonia
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投稿者:eudaimonia
ちろさん、コメントありがとう。
とてもありがたく、そしてうれしかったです。
このぼくもワーキングプアーの臨時教員です。年収は200万にも届かないほどのド貧民です。今年は約六万円の賃金カットに苦しんでいます。国民年金の支払いなどには頭を抱えている始末です。借金だらけで貯金もなく、これからどうやって生きていこうかと途方にくれたりもします。
本文ではワーキングプアの悲しみと誇りを綴ったつもりです。
苦境にも負けず、楽天的で、しかも自分のことだけじゃなく周囲のたくさんの人たちに優しい眼差しをむけることができる、ちろさんのような労働者をとても尊敬しています。
そんな人々のことを念頭に置いてこの記事を書きました。
人間性では俺たちは負けてないぞ!っていう誇りですね。
またTB送らせていただきます。



投稿者:ちろ
こんばんわ!
むづかし、なことは全然判らないサブカルB層ワープアキングで貧困による自殺者フラグ立ちそうな、ちろ(ブログ)にTBありがとうございます。

むずかしい事も、(ちろ自身は左曲がりなんだけど)右も左もわからないんだけど、今のままでは相当にヤバイ!命の危険も感じちゃうほど・・・。
ちろの場合は、9月から契約社員の立場で自活。借家暮らしが始まります。手取りが十万とちょっと、くらい・・・ロウソクで生活かなあ・・・ラスコー洞窟の狩猟採集の時代のひとたちと、あんまし変わんない生活だなあ・・・なんて、思ってる(笑)。
超・ビンボ生活。そいつを楽しむしか無いや(遠い眼)!デス。

あんまし、関係無いコメで、ごめん!です。
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