2018/4/13

あるNPOに参加して  短歌

私は2年前からあるNPOに加入している。その団体は10年以上も前から和歌山県に来る留学生の、生活面での支援を続けている。日本という異国に来て日本語や日本独特の文化や習慣に苦労する留学生の生活面で、物心両面での支援をしているのである。

具体的には、季節ごとの日本の習慣である餅つきや盆踊りなどのほかに、ミカン狩りや真田村の訪問、和服の着付け体験、企業の工場見学など、その活動は多岐にわたる。その他にも、日本語力の向上のための日本語スピーチ大会への参加や、留学生同士の交流を図るためのお好み焼きパーティなど、事務局の奮闘ぶりには頭が下がる。

私自身はと言えば、和歌山に住んでいない不利はあるものの、OB会の関係で母校の大学へ出かけた時を利用して、留学生の就活の支援を行っている。大学自体のキャリアセンターではピーク時は忙しすぎるため、会話に時間のかかる留学生の面倒が十分に見れているとは言えないが、我々OB年代なら時間にゆとりがあるので、留学生対応には向いているためキャリアセンターからも喜ばれているようだ。

そんなことを通じて留学生たちを見ていると、彼らには共通して素晴らしい能力が備わっており、かつそれを磨き続けていることがわかる。その能力とは、複数の言語を使える語学力もさることながら、「異文化理解力」「多様性受容力」のほうが素晴らしい、と私は感じる。

単身で故郷を離れ日本に来て、日本の文化や歴史・習慣などに触れるだけでなく、各国からの留学生同士の交流からその能力を学び続けているのである。本人たちがそれに気づいていないことが多いので、私の場合は、就活のためのエントリーシートの指導の際「自分の強み」を書く場合には、語学力よりはむしろ「異文化理解力」「多様性受容力」のほうを強調するように指導している。

この体験は、やってみて初めてわかるものであり、私のほうが気づき学ぶ点があるのは嬉しいことである。
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タグ: NPO 留学生 少子化



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