2018/2/16

母校の危機に立ち上がる  短歌

母校の大学から依頼され一昨年から基金室の仕事を仰せつかって早や2年、この3月末でようやくその任務を終える予定となった。そんな折、基金室長でもある副学長から呼び出されて面談をした。用件は「大学の規定どおりなら満70才までなので3月末で任期は終わるのだが、北村さんの場合は4月以降も引き続き来てもらえないだろうか?」というものであった。

私は「ありがたいお話だが、既に私の後任者は決めている。その人物の推薦理由は4点ある。先ずは私より5才若い65才なので5年間は勤務できること、次に自宅が大阪府南部なので大学へも近いこと、出身が和歌山市内なので和歌山のことをよく知っていること、そして4月からは私の後任者として同窓会の幹事長を担当する予定者であるから今後も同窓会とのパイプ役が果たせること、である。」と答えた。

副学長は一瞬ためらいながらも「それはそれでありがたい。しかし、ならばそれとは違う立場で、またこれまでのように毎週1回とは言わず毎月1回でもいいから大学へ力を貸してもらえないか。」との重ねての要請であった。何とありがたいことではないか。この年になって、自分が頼りにされ必要とされるありがたさは何ものにも代えがたい。

折しも、全国の国立大学は14年前に法人化され、国からの運営交付金は年々減少の一途にある。また「2018年問題」とも呼ばれるように「18才人口」は今年から減少に転じ2031年には今よりも入学者数が10万人減ると言われている。入学者1000人規模の大学が100校消滅する勘定になる。さらには地方の国立大学の危機は、とりわけ厳しいものがある。

受験時代も大学在学時代もほとんど勉強をした覚えがなく、クラブ活動と麻雀に明け暮れていた私ではあるが、ふるさと和歌山のことが大好きで、母校のことも大好きであることに関しては人後に落ちない。ここはひとつ立ち上がってみようではないか。こんな劣等生でも何かのお役に立てるのなら報酬もいらない、表彰状も勲章もいらない。精一杯の努力を尽くすのみである。
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