2017/10/22

台風のおかげ  短歌

昨日は早朝から東京に来ていた。母校の同窓会の東京支部の年次総会に大阪支部からの代表としてゲスト参加するためである。併せて、ビジネスマン現役時代の旧知の知人との会食と、隔月に開催される人事の研究会に出席するためでもあった。

折からの超大型台風21号の接近のため、今日の午後に予定していた研究会は延期となったので、夕方に予約していた新幹線は朝早くの便に変更した。その関係で、いつもは山側のE席にしか座ったことがなかったのだが、空いていなかったため海側のA席を予約したのであった。

読みかけの藤沢周平の本が一区切りに来たとき、ふと窓外を見ると海が見えた。それ自体はごく当然のことなのだが、長い間帰りの新幹線の車窓から海を見たことがなかったので、すごく新鮮な気持ちになった。

台風の影響であろうか、小雨の海はどんよりとした鈍色をしている。時間の経過や地理的な関係から見て、場所はたぶん浜松か掛川か、いずれにしろ静岡県のどこかであろう。晴れていたら広々とした青さが目に入るのだろうが、今日の海は鉛色の空との境目が判然としない。

それでも何となく落ち着いた気持ち、何か得をしたような気持ちになるのは、いつも見慣れたのとは違う景色を目にして新鮮な気持ちになれたからかもしれない。たまには、いつもの道や時間や角度から見るというのも面白いものだと感じた。
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