2016/3/9

また一流の人を見つけた喜び  短歌

昨日は、20年近く続いている人事関連の研究会が一般社団法人になって初めてのイベントに、そのイベントの運営側の一員として参画してきた。私はその研究会の創立時からのメンバーなのである。その中で私はなかなか得がたいものを得た。それは、一流の人を見つけたということである。

神戸大学で開催された今回のイベントのテーマは「健康経営」であり、約150名の参加者は企業経営者、人事担当者、医師や保健師などの医療職、学者などであったが、そこに登場して基調講演とパネルディスカッションに登場したある産業医は、実に明快な話を聞かせてくれた。

一例としては、「いくら病気で悩んでいる人であっても、仕事をしたくないという人は私達のサポート対象ではない。給料をもらって仕事をしているからはプロフェッショナルであるべきなのにそれを放棄する人はプロではない。」「産業医の役割というのは、ただ単にやさしければいいというものではない。そこには経営感覚と一定の厳しさがなくてはならない。」と言うのである。

よくよく聞いてみると、その産業医は自力で経営やマネジメントや労働法などの勉強を積んだばかりでなく、労災や健康障害を抱えた人がいると必ずその現場に駆けつけるそうである。さらには、近年のメンタル不調者の増加は管理職の怠慢が主な原因だと喝破するが、その理由は管理職が部下を育てていないからだと言うのである。

「Eラーニングなどデジタルでは人を育てることはできない、アナログというか昔流というか、やはり現場で現物を前にして直接部下の行動や反応を確認しながらでないと人を育てることはできないのに、ほとんどの管理職はそれをサボっている」、というのである。

日ごろから漠然と感じていた内容ではあったが、それを学者や経営者や人事の専門家からではなく医師から聞いたことに爽やかで嬉しいショックを覚えた。真の一流、真の専門家というものは、ただ単に自分の専門分野で一流であるだけでなく、専門の壁を越えて勉強を続けそれを体得した人のことを言うのだなあ、と再認識した。

「人々に幸せ運ぶ一流の専門家とは壁を持たざり」

「人々を幸せにする秘訣とは人知り人を愛する努力」
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