2016/11/20

「ワーク・シフト」と「ライフ・シフト」  短歌

少し前に、ロンドンビジネススクール教授であるリンダ・グラットンの「ワーク・シフト」という本を読んだ。これは20年後を想定した物語で、2025年には私達はどんなふうに働いているだろうか、ということを問うた本である。

そこでは、テクノロジーの進化、グローバル化、エネルギー環境問題の深刻化によって、人類史上最も多様な選択に迫られる個人の姿が浮かび上がっていた。そして、暗い未来のシナリオを書き換えるためには様々なことを試しながら厳しい選択を行うことが必要で、そのためには何らかの新しい能力を身につけることの必要性が説かれていた。それはまた同時に、価値観の見直しも迫っていた。

一方、リンダ・グラットンの近著「ライフ・シフト」の書評が新聞に出ていた。これによると、長寿化が進むなかで20世紀時代に定着していた人生の3ステージの考え方(教育のステージ、仕事のステージ、引退のステージ)は通用しなくなるそうで、新たに「マルチステージ」の人生が提案されている。

仕事を長期間中断したり転身したりと、生涯を通じて様々なキャリアを経験し3ステージの呪縛から自由になるのだという。そのためには、働く人々には柔軟性、新しい知識、新しい思考法、新しい人的ネットワークなどが必要になるそうで、企業の側も「多様な選択肢」を提供せざるを得なくなる。

私がお世話をしている人事の研究会の新しいテーマは「人生二毛作」である。問題意識の背景にはまさに上記のような考え方がある。日本でも政府の肝いりで「働きかた改革」が叫ばれているが、その前提には上記のような視点が欠かせないのは言うまでもない。

「つかの間の小春日和に孫たちと犬の散歩に往馬大社へ」


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