2015/4/3

「ルクア1100(イーレ)」に幸あれ  短歌

先般もここでJR大阪駅にある「JR大阪三越伊勢丹」百貨店の名称変更のことを書いたが、その店が昨日リニューアル開店した。まだ2日目だが、その評価はなかなかのものである。開店前には2000人もの客が列を作ったので、店側では開店を45分も早めたということも聞く。「イーレ」の「1100」とは、専門店の「せん=1000」と百貨店の「百=100」を組み合わせたものらしい。ドイツ語では「あなたの」という意味があるそうだ。

報道によれば、好評の最大の理由はどうやら店の雰囲気づくりや品ぞろえや価格戦略などで徹底した消費者目線を持ち込んだ「マーケティング」にあるようだ。聞けば、その店舗開発担当責任者は駅員出身の女性次長だそうである。彼女は、他店やその売れ筋商品などの特長や実情を詳しく調査分析したらしい。

メーカーにあっては当たり前のことを、とにかく他店よりも目新しいもので勝負しイケイケで前へ進むだけで後ろや横は見ず他店の実情などは気にもかけないという風潮のこの業界にあって、それを愚直にも打ち破ってオーソドックスに「お客さま」を見たのがよかったようだ。

彼女はまた、お客さまの声にも素直に耳を傾けて、なぜ「JR大阪三越伊勢丹」に来ていただけなかったのかも丹念に聞き出したそうだ。その中で、新しいもの好きで他の人とは違うものに惹かれやすい関西人向けの品揃えをするために「日本初」や「西日本初」の商品や専門店を半分以上揃える構成にしたそうだ。

考えれば、大阪駅周辺には阪急、阪神、大丸百貨店のほかグランフロント、系列の「ルクア」など大型商業施設がひしめき合っている。そこで他店と同じような商品を出しても、価格競争になるだけでありとても魅力ある品揃えとは言えない。しかも合理的・現実的で、東京人とは違う感性の人達を相手にお高くとまっているような店構えでは客足が遠のいたのは言うまでもない。

3年前の店が流行らなかったのは、何も店名だけではなく、やはりお客さまを見てお客さまの目線に合わせる店舗づくり、品揃えができていなかったことが原因であることがより明確になったようである。

「店名も品揃へも変へ改装す出直し店に幸多かれと」

「何ごとも消費者目線で考へてお客に添へば受け入れらるる」
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