2013/7/23

産直市場が流行る理由  短歌

あちこちにある産直市場が流行っている。理由は野菜などの品物が新鮮であること、生産者の顔がわかり安心感があること、値段が安いことであろう。産直だから新鮮なのはわかるが、ではなぜ安いのだろうか。色々あるだろうが、大きい点は中間マージンが取られていないからではないだろうか。

ではその中間マージンをとっていたのはどこかというと、農協である。農協は、農業協同組合法によって定められており、農業生産力の増進と農業者の経済的・社会的地位の向上を図るための協同組織とされているが、古くから農民の自主的運営にはなっていない点が問題視されている。

その組織は上部団体である中央官庁とべったりで、上意下達の傾向が強く、またその組織力を政治がうまく利用していることも知られている。つまりは、かつての日本航空と同じで、顧客や従業員のほうを見ずに農水省などの中央官庁と自分達のほうばかり見ている組織に他ならない。

ITが浸透してきたことによる変化のひとつは「中抜き」である。中間的な組織や管理職など中間的な立場の役割がこれによって大きく変化したのが今の時代である。中抜きによって、様々な業種で大きな業態の変化が生まれたし、管理職の役割の中で情報伝達の役割は極めて小さくなってしまったことは周知の事実である。

しかし農協のみは時の権力と癒着して今でも中抜きの影響を受けず、のうのうと生き延びているのである。しかしその会員たるや今は農家である正会員は460万人で農家以外の准会員のほうが510万人と、構成員の過半は農家以外の人達が占めるようになっている。

戦後すぐの時代には純粋に農業政策の充実のための存在であり一定の役割を果たしたのであろうが、今の時代では農協の存続そのものが目的になっているように思われてならない。だとすれば農協はもう要らないのではないか。その存在自体が実質的に農水省の下部機関となり構成員や顧客である一般市民のほうを向いていないからには、むしろ存在しないほうが日本のためである。

産直市場の隆盛ぶりを見るにつけ、そんなことが頭をよぎった。

「百年も経てば組織の役割は大きく変はる見直しすべし」

「長きこと世の中のため役立つも長すぎること逆効果なり」
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