2012/3/20

生駒の地酒を楽しむ  短歌

以前から気にはなっていたのだが、我が家のある生駒市壱分町には造り酒屋がある。ただ電車の駅の向こう側にあるのでなかなか足が向かわなかったのだが、昨日の夕方ふっと思いたってその蔵元を訪ねてみた。駅を越えてしばらく行くと急な坂道となるがそれを登りきったところにその蔵元さんの大きな看板が出ていた。

いかにも古いたたずまいの門には約束事のように杉玉が吊るされている。そこをくぐって中に入り、作業をしている男性従業員に「小売りはされていないのでしょうか?」と尋ねたらやっているとのことで、さらに奥へ通された。ドアを開けると2人の孫さん達の相手をしながら店番もやっていた初老の上品な女性が対応してくれた。

先日駅前の酒店で買った新酒がおいしかったので直接買いに来た旨を告げると、早速別の人に取りに行かせる一方でこの蔵元の全製品カタログや会社のパンフレットなどをたくさん渡された。折角蔵元まで出かけたのだからということで、先日の720cc瓶ではなく1800cc瓶を買うことにした。この酒の度数は一般的な15度ではなく20度なので気持ちよく酔えるのが特徴である。

帰宅後に会社パンフレットを読んでみたら、この蔵元は元禄のころからの造り酒屋で創業以来何と400有余年になるそうだ。しかも水はもちろん地元生駒の伏流水であるが、酒米も地元産のものが主力商品らしい。そしてここのお酒は生駒聖天さんとして有名な宝山寺の各種行事での振る舞い酒や1500年の歴史を誇る往馬大社のお神酒としても愛飲されているそうだ。

資料によるとここの杜氏は但馬杜氏だそうだが「全国新酒鑑評会」では1990年からの10年間に7回も金賞を受賞し、2008年には厚労省による「現代の名工」に選ばれた人物だそうである。道理で呑みやすく、ひと口でうまいと感じた酒のはずである。いっぺんにこの蔵元とここのお酒のファンになってしまった。直線距離にして200mくらいしか離れていないところにこんな名所があるとはついぞ知らなかった。これからはもっと地元密着で歩き回ってみたいものである。

「日本酒のふるさとといふ大和なる生駒の蔵元けさも湯けむり」

「生駒なる地元の米と水つかひ四百年の酒造りかな」
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タグ: 地酒 蔵元 地元密着



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