2012/3/26

「大阪都構想」の真のねらいと意味  短歌

今話題の橋下徹大阪市長と堺屋太一さんの共著「体制維新ーー大阪都」を読んだ。これによると橋下さんのやろうとしていることは、明治維新以来140年も経つのに行政の仕組みはその当時のままであり大きな制度疲労を起こしている、その仕組みつまり「体制」を根本から変えなければならないという点にある。ということは、これはもう大阪だけの問題ではない、日本全体の問題なのである。

すなわち「大阪都構想」が特に指摘しているは、国と地方自治体との「役割分担」を見直そうということであり、国は国にしかできないことに役割を特化して予算も付けたうえで思い切って都道府県以下に任せるべきであるということである。これは一面的には「地方分権」でもあるので、国と都道府県との関係だけでなく都道府県と市町村との関係も含まれる。

しかしいくら橋下さんがバイタリティがあるといえども今は国政には直接口を出せる立場にはないし、国全体を変えるのには困難が多すぎるので、先ずは自分が担当している大阪において改革の「成功モデル」をつくり上げ、より多くの人に「ああそういうことなのか」と理解してもらったうえで、各地域でどんどん事例を増やしていき、最後には日本という国レベルでの改革まで行いたいというものである。

その過程においては当然ながら「道州制」というもののよさが明確になるし、道州制に移行するのがいいだろうというのが堺屋さんを含むお二人の考えであり、私もそれには賛同できる。これらの改革を進めていくためには公務員の意識改革と教育現場の改革が重要なので大阪では「職員基本条例」と「教育基本条例」を制定することにしたそうである。

折しも今日のテレビでは橋下さん率いる「維新塾」が2000人の受講者で開講したと報道されていた。そういう目で見てわかりやすい事象しか報道しない(できない)マスメディアの低俗さに改めてあきれ返ると共に、書籍という形によって自分の「志」や目的・目標を明確に語り、その考えを着実に推進していく姿に大いに共感した。彼は単なる目立ちたがり屋でもホラ吹きでもなく、むしろ政治の世界の中で「組織のマネジメント」を実行できる数少ない人物であることが明確になった。

「この国の統治のしくみ考へるべき人たちよ夢より覚めよ」

「改革は辺境の地から興るものその辺境に大阪ぞなれ」
1



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ