2010/11/23

大画面テレビ雑感  短歌

先日、我が家のテレビを買い替えた。これまで使っていたのは37型でまだそんなに古くはないのだが、12月からはエコポイントが半減するという話を聞いたのと、大型テレビがかなり安くなっていることを知り、近くの電器店まで出かけた。46型で13万円台が何台も並んでいるので、その場で購入を決めたものだ。そのテレビがようやく昨日我が家に届いた。

従来の大きさでも何らの不満も不自由さも感じていなかったが、やはり大画面は迫力が違うようだ。それはニュースなどの映像ではあまり明確には分からないが、大河ドラマなどのように従来から毎日あるいは毎週見ている番組を見ると明らかにこれまでとは違った臨場感に気づく。これが大画面テレビの魅力なのだということに遅まきながら気がついた。

40年前に会社に入り初めて配属されたのが輸出用カラーテレビの事業部だったから、最初の1〜2週間は工場で製造実習させてもらったものである。その時には当然、画面はブラウン管式であったから、裏ぶたを外すと大きなブラウン管がデーンと居座っていた。そのブラウン管もやがて広角のものが出てきて少し薄型になっただけで「新製品」として飛ぶように売れた時代もあった。それが今ではこんなに薄くなったのだから夢のようである。また画面の大きさも、当時は大きなものでもせいぜい20インチくらいが主流であったと記憶している。ブラウン管方式では実現できなかった大きさであり、その技術の進歩にはしみじみと感動する。

それにしても大画面テレビの価格も安くなったものである。30型以下なら数万円が当たり前の価格のようである。同じ耐久消費財でも、自動車の場合は新製品が出るたびに価格が上がって行くのに対して電気製品はなぜこんなに値下がりが激しいものかとサラリーマン現役時代は嘆いたものである。だが今は、一消費者としてその低価格の恩恵を受けている。このこと一つを取り上げても、電器メーカーの経営はますます難しさを増しているのだろうと感じられた。

この狭い日本には、売り上げの伸び率と比較すると多すぎる数の電器メーカーが残っているので、そう遠くないうちにはまだまだ業界再編が加速されていくであろうが、その時に生き残れる決め手は、技術力か価格力か経営力かはたまたブランド力か・・・、いずれにせよ難しいかじ取りが求められるのは間違いない。後輩、現役の皆さんの活躍を心から祈るばかりである。

「大型のテレビ買ひ替へつらつらと四十年の昔を偲ぶ」

「テレビには買ふ側見る側つくる側すべての思ひ詰まるを思ふ」
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