2010/9/24

今どきの大学生相手の講義を開始して  短歌

一昨日からいよいよ、ある大学で1年生対象のキャリアデザイン論の講義が始まった。開講にあたっては、なぜ人生設計という意味のキャリアデザイン論を大学として設定しているのか、そしてそれをなぜ1年次からやるのかという根源的なことの解説から始めた。しかしながら、半年前に高校を卒業して大学生になったばかりの受講者のほとんどは何らの目的意識もないまま講義に出席しているのが実情である。

すなわち、大学を卒業し社会人になってからを含めたあなたの人生を少しでも豊かなものにしていこう、そのためにはこれから先の4年間の大学生活をどう過ごすべきかを共に考えましょうという観点から14回に及ぶこの講義が設定されたのだ、という目的を冒頭で説明しても、残念ながらそれに対する反応は極めて希薄なものであった。ただ、講義の中で実施したグループワークの第1回目の報告書をつぶさに読んでみると、2クラス計160名のレポートの中には少しはその意図をわかってくれている気配の記述があったことが嬉しい。

思えば、自分自身のこのころを考えたら彼らとどれほどの違いがあっただろうか。何らの目的意識も目標もなく、ただ朝が明けたらやってくる毎日の事象に対症療法的にやっていた、そんな自分の毎日が明確に想い出されるから、私に彼らを叱咤したり責めたりする資格がないことだけは明白である。しかし若者というものはそんなものなのではないだろうか。同時に、だからこそ限りない可能性をもっているということもできるのではないだろうか。我々がやるべきことは何か、我々がやってはいけないことは何か・・・、今どきの大学生を相手の講義を開始して、そんなことに思いを巡らせた。

「今どきの大学生は何思ふ何も思はず暮らせり我は」

「繰り返す歴史の中に我ありて若者に問ふ人生いかに」
2
タグ: 大学生 講義 今どき



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ