2010/6/25

行政とサービスの違い  短歌

官公庁のことを一般に「行政」と呼ぶが、これには大きな誤解があるようなので今後は呼び方を変えたほうがいいのではないかと感ずる。

官公庁には確かに行政とサービスの役割があると思うのだが、真に「行政」をしているのは国あるいは地方公共団体のうちのごく一部ではないだろうか。特に都道府県や市町村などの地方公共団体の場合は、そのほとんどが住民に対する「サービス」なのではないのだろうか。だとすれば、呼び方も変えないとそこに大きな誤解が生じているように思えてならない。

第一に、サービス部門であるかぎり、顧客すなわち利用者である住民が利用しやすい土日や夜間の時間帯にも窓口が開いているのが当たり前なのに、大半の住民と同じ曜日と時間帯にきちんと休みを取っている。最近ではようやく、住民票の交付など一部の業務は土日にも行っていて月曜日に休むコミュニティセンターができたりしているが、こんなのは民間のサービス業なら当たり前であって、正月ですら営業しているお店は多い。

第二に、顧客意識の低すぎるお役所が多い。最近でこそ、ハローワークなど一部の官公庁では利用者のことを「○○様」と呼んだりしてはいるが、取ってつけた感じは否めずどうもぎごちない印象である。本気でなく形ばかりだからであろうか。そもそも自分たちは誰のための仕事をしているのか、そして自分たちの給与はどこからもらっているのか、ということすら自覚できていないのではないかとさえ感じることがある。

名前というものは意外に大切な一面をもっており、「お父さん」とか「先生」と呼ばれているうちにその人もそれらしくなってくるように、「行政」ではなく「サービス」部門と呼んでいるうちに少しは本来の役割を思い出してもらえるのではないかと感じた次第である。

「行政とは俺のことかと役所言ひサービス部門の戸惑ひたるに」

「たかが名前されど名前の効高く呼ばれしうちにらしくなるかも」
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