2010/4/28

進化、変化の進み方  短歌

進化や変化の進み方というものは、誰の目にも明確にわかるように一気に進むものではないのかもしれない。例えば季節の変化でも、気温は昨日と今日で10度も上がったり下がったりすることがあるし「三寒四温」という表現があるとおり、単純に上がり続けたり下がり続けたりするものではないようだ。

企業や個人の体質の変化や進化についても同様で、行ったり来たりしながら徐々にある方向に向かって行くものではないだろうか。もしそうだとすれば、大切なことは、方向性が狂っていないかという確認をすることと、結果が出るまでじっと待つという姿勢なのではないだろうか。社会現象と自然現象とでは表れ方は違うのだろうが、一旦変化や進化の方向性が決まったら焦らずあわてずに待つ、辛抱するという姿勢が大切である。人材育成の上で促成栽培は望めないと言われる所以であろう。

一方、私の好きなことばに『士別れて三日なれば刮目して相待すべし』というものがある。三国志に出てくる呉の武将である呂蒙があまりにも無学であったため、主君である孫権から「博士にまでなる必要はないが多少は教養を身につけよ」と諭されたのに発奮して猛勉強し、博学の武将となったエピソードである。このように、しばらく会わなかった人と再会した時には、その人はまるで別人のように成長していることもあり得るから先入観だけでその人を見てしまってはいけないという側面もある。

逆に言えば、しっかりとした目標をもちそれに向けてたゆまぬ努力を必死でやっている人は必ず何らかの成長をしているものと言えるだろう。目にはさやかに見えなくとも、いつの間にか変化や成長している人物は多い。

例年どおり桜が散ったあと麓から順に薄緑色に染まっていく新緑の我が生駒山を見上げていて、そんなことを考えた。

「変化とは目にはさやかに見へぬもの昨日と違ふ何かを秘めて」

「新緑を裾から順にまとひたる生駒の山の青さふくらむ」
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タグ: 進化 変化 進み方



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