2010/4/24

「おなかに赤ちゃんがいます」というメッセージから  短歌

昨夜、東京から大阪への帰りの新幹線の中で、近くの席の若い女性のバッグに「おなかに赤ちゃんがいます」というメッセージ・カードがかけられているのに気づいた。なるほどまだ若いその女性はビジネスパースンらしい大きなバッグも持ち、分厚い本を読むことに熱中しているが、まだおなかの大きさは目立つほどではないようだ。そのカードがなければ妊婦であることは誰にもわからないだろう。

自動車のリアウィンドウに「Baby in Car」というメッセージは見たことがあるが、こういうのは初めて見た。しかしながら、それを見た印象としては何かほのぼのとした気持ちになれた。結局その人に声をかけることはしなかったものの、その人と赤ちゃんを応援したい気持ちになったし、何となく守って上げたい気持ちになり、その人に何か災いが近寄らないようにと、時々はその人のほうを見守っていた。

こういうケースのように、さりげなくでいいから自分の状況や事情を第三者に伝えることは大切だと思う。伝える努力をしないことには周囲の人はわからないのである。また逆に、一見年老いて見える人であっても自分の体力に自信のある人は「私はまだ若いので、座席を譲っていただかなくて結構です」というのがあってもいいかもしれない。要は、外見ではわからないその人の事情や考えというものは、できる限り周囲に伝えるようにした方がいいのではないだろうか。予期せぬトラブルや勘違いの予防のためにも伝える努力は必要だと感じた。

「世の中の弱者は不要なためらひを捨てて己の弱み伝へむ」

「伝へずにわかってくれぬと嘆くより伝へ相互の理解深めん」
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