2009/9/23

秋の気配  短歌

「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる」・・・古今集の中の藤原敏行の有名な歌である。秋のお彼岸の時期だが、身の回りには季節感を感じるものがたくさん見られる。

雲はいつの間にか夏らしい入道雲が姿を消し、すじ雲やうろこ雲、いわし雲に主役が変わっているし、野山には赤い彼岸花が咲き誇っている。自宅周辺の田では稲穂がかなり頭を垂れ始めている。先日までは7時過ぎまでは明るかったのに、ふと気づくと6時過ぎにはもう薄暗くなってきている。

愛犬と朝の散歩に出かけても、つい先週くらいまでは汗ばむくらいだった陽射しが、暖かくて気持ちいいなと感じる程度に変わっている。人々の服装もまちまちだが、それでもやはり長袖の人が増えているし、中には薄めのコートを羽織っている人まで見かける。

昨日は墓参りのため、母親を載せてマイカーで和歌山まで出かけてきた。お寺には数組の家族が墓参りに来ていて、お互いに「ようお参りです」と挨拶を交わす。気持ちのよいものである。

人はこのように、自然の営みの中や毎年の行事や慣習など、身の回りのできごとの中に季節を感じるのだなあと改めて思った。「こういう時候になったなあ」としみじみと感じられるのはやはり四季の中では秋だけではなかろうか。四季の変化を楽しめるこの国に生まれてよかったとつくづく感じる瞬間である。

「天高し雲の動きを眺むれば常に姿を変へて流れる」

「天高し今年の夏は短くて何とはなしに秋の近づく」
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タグ:  季節感 四季



2009/9/27  5:25

投稿者:マイク岩崎

シュッシュさん、晩夏から初秋への季節は趣と寂寥感が混じりあって歌を詠みたくなる季節ですね。
返歌
「短日を感じた日から心までせわしく秋へ歩くものかな」
都々逸で返歌
「天高くなり馬も肥やした読書の秋はさあ酒だ」

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