2021/10/9

昭和の残像と決別する時  短歌

先日の日経新聞の「大機小機」という欄に「昭和の残像と決別する時」と題した記事が掲載されていた。一読して大いに納得し共感した。筆者によると、日本の税制や社会保障制度には「昭和の残像」を残しているものがまだまだ多く、それが日本経済の停滞の一因ともなっている、というものである。

例えば、「第3号被保険者」とは専業主婦と子供2人という「標準世帯」を前提として、会社員らの扶養配偶者に国民年金を支給するための制度であるが、その「標準世帯」は今や現実離れをして久しいのに、税制や社会保障制度は未だにそれを前提にしている、というものである。

考えれば、この他にも雇用に関する法律もそうだし、押印や紙ベースの役所文化が邪魔をしてこの国のデジタル化が世界に後れを取っている実態も、同じく「昭和の残像」を背景にしているからではないだろうか。

筆者はさらに「持続可能な国家を実現するためには、新しい制度のあり方が問われている。近現代の日本が明治維新と敗戦後の経済復興という過去2回全く新しい制度作りに成功したように、今こそそれに取り組むべきだ」としている。因みに、明治維新から敗戦までが77年、来年は敗戦から同じ77年にあたる、そしていずれのケースもリーダー層の交代とセットだったとも指摘している。

明治維新から既に150年余。もうそろそろあのころの社会・経済・生活環境を背景とした制度や仕組みや法律から脱皮するべきだと、私も強く感ずるが、いかがだろうか?
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2021/9/25

高級車と一般車の違い  短歌

今年1月に、長年乗り慣れた車から排気量では半分以下となる小型車に乗り換えた。2200CCのディーゼルエンジンから1000CCのハイブリッド車への乗り換えである。価格も半分以下になり、管理費も半分近くになった。

若いころは車自体も運転も好きだったのが、高齢者となるに連れて次第に運転がしんどくなり下手になったと感じたことと、長距離ドライブの機会も少なくなってきたため乗り換えたのである。

前の車は車体の大きさでも外車と間違えられるくらい大型であったし、性能的にも満足感の高いものであった。それに比べると今の車はたくさんの点で見劣りがする。8ヵ月経過して一番感じることは、乗り心地や運転の易しさなどが大きく変わったことである。

そこで感じるのは、高級車と一般車との価格差にはちゃんとした理由があるということである。例えば走行性能である。高級車なら自分の運転がうまくなったかと感じさせるくらい運転が楽なのである。ところが一般車になると、走行安定性がよくないので、ドライバーが自分の技術でそれをカバーしなければならない。

多分これは車だけの話ではなく、様々な品物について言えるのかもしれない。価格差は目に見える点だけでなく、使い勝手や安心感や安定感にも影響していることを再認識した。
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2021/9/18

カモメの水兵さんを見たことがありますか?  短歌

カモメの水兵さんを知っていますか?そうです。「カモメの水兵さん、並んだ水兵さん」で始まるあの童謡です。私はそれを、和歌山市の北西端にある加太の海で見たのです。

それは釣り好きの後輩に誘われて出かけた釣り船の上でのことです。船は、早朝4時半に港を出て友ヶ島を抜け紀淡海峡を北上して、深日港や多奈川発電所と反対側の淡路島の黒岩水仙鏡を結ぶくらいのところまで漕ぎ出ていました。

後輩や副学長が大きな鯖や形のいいハマチを次々と釣り上げる中、私だけがいわゆる「ぼうず」の状態が続いていたのです。引き上げ時間の間際に一度だけ鯖が釣れたのですが、タモで掬いに行ったところで逃げられてしまいました。

そんな5時間近くの退屈な船上から何気なく海面を眺めていたら、波間に何かが浮かんでいました。「木のクズかゴミかな?」と思いながら眺めていたら、その物体が急に空へ飛び立ったではありませんか。

そうです、その物体はカモメだったのです。それまでは童謡の歌詞にあるように、「波にチャプチャプ浮かんで」いたのです。それは私にとっては初めてのできごとでした。

おまけに、その日は背びれだけを海面上に出して悠々と泳ぐサメの姿も見かけたのです。73歳の今までこんな経験はありませんでしたが、そんなできごとが同じ日に2つも重なったのです。

人生にはこんな一日もあるものなんですね。釣果はゼロでしたが、珍しい体験ができた一日ではありました。
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2021/9/5

骨髄異形成症候群について  短歌

落語家の笑福亭仁鶴が84歳で亡くなった。死因は骨髄異形成症候群であった。芸能人では、かつて歌手の本田美奈子も同じ病気で亡くなっている。

私がそれを気にするのは、実はこの私も骨髄異形成症候群を抱えているからである。詳しくは、血液の中の白血球と血小板の量が基準値より少ない病気のことである。免疫力が弱くなるので一般の人より感染症に留意することが肝要である。血液を造る骨髄に機能不全があることが原因だとされている。

私の場合は、それが判明したのは今から20年くらい前のことである。ただし自覚症状はなく、飲酒や激しい運動などを禁じられる行動制限もなく、投薬も受けていない。

だから、日ごろは病気のことを意識することはほとんどないのだが、この病気で亡くなったという報道に接する度にやはり思い出してしまう。また、3年前の腰椎圧迫骨折の後遺症で未だに腰痛が治り切らない現状も、私の弱気に繋がっている気がする。

今さらながら、健康管理の重要性と人生の無常を感じる今日このごろである。
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2021/8/30

大学生のグローバルネットワーク  短歌

今春、母校大学の後輩である30代の若手教員の男性(カナダの大学院へ留学中)と今年卒業したばかりの女性教員から相談を受けて、「グローバルネットワーク」を作ることになった。とはいえ、作るのも運営するのも彼ら若手が中心であり、私は同窓会の会長としてそのバックアップをすることとそのグループを公認して支援の意思を表明することくらいである。

このグループの設立の趣旨は、海外留学を経験した若手がその経験を活かしてこれから留学をしたいと考えている若手や現役学生達を支援しようとするもので、将来的には海外から日本に留学に来ている外国人も対象に加えて現実的で具体的な交流を深めていこうとするものである。

若手が作るグループなので世間の信用を得るために同窓会の公認がほしいとの相談を受けた時、私はほぼ即座にそれに賛同すると共に、同窓会のネットワークで多くの人たちにこのグループのことを広報させていただいた。併せて、彼らとは大学側でこれを支援する教員も含めたオンラインミーティングをカナダと日本を繋いで開催してきた。

4月の発足からしばらくは音沙汰がなかったこのグループだが、ここにきてようやく第1回目のイベントの構想ができたようで、昨日、カナダの彼からメッセンジャーを通じて同窓会のZoomの利用の要請が来た。今朝は、時差も考慮した時間帯を選んでZoomで接続テストを兼ねた打ち合わせを行った。

3週間後にはその第1回イベントが開催される。現役学生を含む若手の後輩たちの活動を温かく見守りたいものである。
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