講演 スクールカウンセラーのこれまでとこれから

2019/9/9 | 投稿者: shoji

SHOJIです。


―学校臨床心理士WG活動の視点からー
  の舞台裏から のつぶやき       

Tはじめに
第24回学校臨床心理士全国研修会の招待講演を終えて感じたことを書いて
おきたい気持ちが動きました。
7月28日11時15分から12時15分までの1時間ほど、上記テーマで講演しました。 
京都国際会議場大ホールが4階まで超満員でした。事務局によれは、1700人の
登録者がいたそうである。
学校臨床心理士WGの代表交代記念講演であった。私のために 福田憲明 
現代表とWGの皆さんが私の花道を創ってくれた講演でした。福田代表は
「1995年にスタートした我が国の公立学校におけるスクールカウンセラーを産
み、育、見守り続けて来た村山正治先生にこれまでのSCの発展とそれを支え
てきたWGの活動を振り返りつつ、お考えや想いをお話していただきます。
あたらしい時代を担うSCへのメッセージとなるでしょう。」と大会挨拶文に
書かれています。
私はこの業界では 「ミスタースクールカウンセラー」と呼ばれています。
大塚義孝先生がつけた愛称です。

U 講演の組み立て
1活動表の作成
色々考えました。与えられた60分のうち 30分を「これまで」部分、20分を
「これから」に充ててみました。
私の気持ちは「23年にわたるWG活動の全体像を参加の皆さんに理解してい
ただきたい。」でした。そのためWGの活動 学会シンポ・全国研修会テーマ
・都道府県学校臨床心理士担当理事・コーデネイター会議の4本柱の全体が見
えるようにリストアップして活動表を作成した。私自身がよく見えてないこと
もあって、こだわりました。事務局向後さんの献身的ご尽力のお陰で、大会に
間に合いました。心から感謝申し上げます。貴重な活動表です。WGの活動を
整理していく基礎資料です。あらためて読んでみると「あれー、皆さんととも
に23年間 けっこう長持ちした、大活動を展開してきたんだ」と実感しました。
視える化の成果です
参加者の皆さんへのお土産のつもりもありました。講演時間が短いので、レジ
メだけはかっちり作成したいと、私には珍しいことでした。
2 講演全体の構成 
村山正治「スクールカウンセリングのパラダイム論」(2012年)を軸に
考えました。TからZまでが 「これまで」論 [が「これから」論です
Tはじめに U学校臨床の知を生み出す基本姿勢とシステム Vスクールカウ
ンセラー事業発展にために新しいシステムの創造と対応(SCの活動を支える
バックアップシステムの創造) W学校臨床心理士のためのガイドラインの創
造 X実践知・経験知の集積のためのシステムの創造 Y地方の時代 Zスク
ールカウンセラーのこれからの発展の方向と課題 [ 終わりのはじまり

V 終わりの始まり 
これからの方向 私の個人的認識
1 大転換期に生きている 2 心理的諸問題は日本の社会・文化・政治など
の相互関連で起こっている 3 心理臨床も ポストベンションからプリベン
ション、さらに自己実現論・成長論へ 4 ネガテイブケーパビリテイの重要性
5 当事者目線 6 支援ネットワーク 7チーム学校形態のむつかしさと挑戦性
8 解決志向からプロセス志向 対話性 9新しいパラダイム論の構築に向けて

W 講演後の実際
講演終了後、大拍手を受け、壇上から退場しかけたとき、福田代表から 謝辞
と 窪田由紀委員から豪華な花束の贈呈を受けました。任務から解放された安
堵感と、嬉しさと感謝の気持ち 突然のことに戸惑を感じながら 会場の皆さ
んに何度も御礼と花束を掲げ、祝福の拍手をいただき、退場しました。私の人
生のよき瞬間になりました。

X講演記録の作成
今、準備中です。向後さんからDVDを作成していただいたので、記録を起こ
します。
講演はレジメとはかなり異なった話になったことも感じています。特に「終わ
りの始まり」の9項目が不十分だと私は感じています現時点で私に見えている
発展の方向と芽であると確信しています。

Y さまざなま反応・応援歌に感謝
今回は1700人という「舞台装置」が大きいので、ありがたいことに 多様な方
がたから、会場で、メイルで たくさんの応援歌をいただきました。とても幸
せでした。
九州大、九産大、東亜大の院生達、PCAGIPネットの仲間達、WGの仲間達 来賓
からこころ温まる声をかけていただき、心から感謝申し上げます。
ここでは5通ほどのメイルのさわりを紹介させていただきます。

〈感想1 Iさん〉
ご講演、お疲れ様でした。
福田憲明先生もおっしゃっていましたが、村山先生の熱い姿が印象的でした。
その中でも『みんなと一緒に創ってきた』『みんなと一緒に創っていく』と
何度も話されていたのが、とても印象に残りました。
私自身が現場で子どもたちや保護者、先生方と『一緒に』やってきたことや、
やっていくこと等を連想しながら、考え続けていかないといけないと感じて
います。
また『役に立っても解決するとは限らない』という言葉も、とてもインパクト
が強いものでした。
SCの在り方を目指すことについてもですが、PCAGIPのことも連想しながら聴
いていました。
今回、今までの全体テーマやシンポジウムの演題の一覧を初めて見ました。
SCは常に“これから”に向かって変化し続けてきたんだなぁ、と思いました。
SCの歴史を感じられ、私自身がSCの一人としてどうあって、どうしていくか
という宿題を頂いたように思います。

〈感想2 Oさん〉
昨日は大変貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございました。
村山先生と直接お話が出来たことを、とても光栄に思います。
村山先生が切り開いてくださった様々な分野があるおかげで、我々は生きて
いるんだな、と強く実感いたしました。
私は、昨日の先生のお話の中で、特に心に残ったのが「連携」についてです。
私は海外生活が長いので、残念ながら公認心理師は受験資格なしとなってし
まいました。しかし、ダメもとで現任者講習会に参加したのですが、そこでは
「連携」がひたすら連呼され、強い違和感を覚えました。
このような時代の中で、村山先生が、連携とは人間同士の信頼関係である、
とおっしゃった瞬間に、目から鱗が落ちました。かけがえのない大切な真実
を学ばせていただきました。
今後も先生の貴重な教えを胸に、精進したいと思います。

〈感想3 Kさん〉
短い応募期間の割に多くの申し込みがあり、この研修会へのニーズの高さを
改めて感じました。
特に、村山先生のお話は組織論とか技法論とかを超えた研究者―実践家とし
ての生き方、哲学の重要性をお示しいただいた大変感銘深いものでした。
皆様食い入るように聞いておられました。
ありがとうございました。

〈感想4 Ýさん〉
実は、来年度からスクールカウンセラーを再開することにしたので、全国研
修会に参加しました。
“黒船襲来”と称された時期から今日まで、学校臨床をワーキンググループ
の代表として開拓してこられた村山先生の熱い語りぶりが印象に残りました。
「共に創っていこう」というメッセージ、
形だけのマニュアルではなく人と人との関わりを通した柔軟な対応の重要性、
そして、最後の“the next one”はカッコよすぎでした。
まだまだ先を見据えて、もうすでに歩み始めているというような印象を受け
ました。
窪田先生からの花束贈呈のシーンは、思わず目頭が熱くなりました。
素敵でした。

〈感想5 Oさん〉
こんにちは。
全国研修会が盛会のうちに幕を閉じ、ほっとしてひと段落しましたね。
福田先生、京都の先生方、登壇された先生方、向後様、皆様、お疲れ
さまでした。
時代の転換期を表現する構造が、出席者にも認識されて印象深く伝わっ
ていくことを期待したいと思います。
その象徴として、村山先生のお話は、私どもがこれまで築いてきた基盤
となるものの本質を振り返り、今後を考えていくうえで数多くの示唆を
与えていただくものとして、貴重なご講演でした。
学校臨床を開拓し歴史を作りあげてきた道筋における、村山先生の開発
・研究・実践への気概を改めて認識させていただきました。
記憶に残る講演になることと思います。ありがとうございました。

Y 終わりに
ありがたいことに まだメイルで感想が届いています。
出来るだけ早く講演の記録を作成してまとめておきたいと思っています。

2



2019/9/9  20:46

投稿者:斉藤正樹

Shoji先生の「これまで」と「これから」。私も聴きたかったです。「これまで」は、前回の戦時中の当時のお話を読んで、あ、そんな経験をされてきたんだ!カンカン娘の歌と、今、結びつきました。(勝手に結びつけました。)『「ロジャースをめぐって」序章』では、大学時代以降のことしか書いておられなかったので。遠い北の地では「読む」ことでしか分かりません。先生の「これまで」と「これから」をもっと知りたいなあ。(願望です。→ストーカーではありません)

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