私的数学塾の各ページでは数式が使われることが多い。他の皆さんはどう数式をHTML文書に貼り付けているかよく知らないが、私の場合は「WebMath−ter」というソフトで数式を書いてHTML形式に書き出している。そこから取得される各画像をGIF画像に変換、背景の透明化を行って、HTML文書に貼り付けている。以前はくっきりはっきり見やすい数式を書くことが出来ていたが、最近数式がぼやけてきていることが気になっていた。そんなことを数研出版の方にお話ししたら、それは「OSのXPの仕業だろう!」と言われた。WindowsXPより「ClearType(クリアタイプ)」という新しいフォント表示技術が採用され、画面上でのフォント(文字)表示がより滑らかになるようになったとのことである。「ClearType」という方法ではRGB(赤緑青)という3原色を使うことにより、いままで以上の精度の高さで文字表示を滑らかにしているらしい。「ClearType」効果の調整は、画面のプロパティの「デザイン」タブの「効果」というボタンをクリックし、その中の「次の方法でスクリーンフォントの縁を滑らかにする」という箇所で「標準」と「ClearType」とを切り替えることにより行う。当然現状では、「ClearType」では満足のいく数式表示が得られないので、標準に戻した。その結果、数式のぼやけは以前より減ったように感じる。ただ括弧の表示はまだ満足とまではいかない。本当に「ClearType」などというフォント表示技術は余計なお世話だ!

0