私と国民年金との関わりは、私が二十歳の頃から。その当時の学生は任意加入であったが、親が保険料を払っていてくれたようで、私が国民年金に加入しているなど知らなかったというのが実情。現在の職業に就く頃にそっと年金手帳を渡された。最近、社会保険庁の杜撰な事務処理が話題になっている。ある人は、保険料を納めたのに未払いになっていたり、同姓同名の他人の保険料を払っていたり...。そういった世論の心配を受けて、社会保険庁では、保険料収納記録を教えてくれるサービスを始めた。世論の風当たりをかわす社会保険庁の単なるポーズとの声もあるが、実際に、社会保険庁のホームページでその手続きをしようとした経験から、「さもありなん!」というのが率直な感想だ!確かに相談窓口があるのだが、いろいろ手続きが複雑なのだ。電子情報を得るには公的機関の認証が必要だったり、その公的機関の認証を得るには住基カードの発行が義務づけられたり、いざ年金記録を得ようと思っても簡単に教えてくれないシステムになっているのだ。しかも、「〜不明な場合はこちらへ」といった類の誘導がここかしこにあって、いま自分がどのページにいるのか分からなくなるなど、相談窓口全体が不親切なのだ。電子情報で得ることは途中で諦めた!基礎年金番号を入力して郵送で結局はお願いすることにした。郵送だと1ヶ月以上かかるらしいが、電子情報の手続きの複雑さを差し引いても余りあるくらいだ。この様子だと、国民全体が社会保険庁に不信感を持つのが分かるような気がする。

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