賃金といえば労働力に対する対価ですが労働力の再生産費でもあるのです。最近では「賃金は企業の業績の成果配分だ」という考えが浸透してきています。この労働力の対価(その時代、社会の平均的な賃金水準)は商品とおなじように、需要と供給の関係によって変動し、コスト(生産するのに必要とした労働の量)によってきまります。
チョッとした怪我は、自分で消毒し薬を付けテープで止めて直ります。しかし、それ以上となれば医師に処置を願うことになります。その医師不足は深刻です。同じように看護師も女性が多数を占め、結婚・出産・育児の期間があり不足ぎみで深刻です。この二つの職種については常に不足気味で平均的な賃金水準は確保されていると思います。
一方、入院し自宅に戻って介護を必要とした場合、素人ではなかなか出来ないことばかりです。訪問介護という手段で本職にお願いすることとなります。その介護労働に関しては、全国的に介護が必要な人が増加しているにもかかわらず不足気味なのは、厳しい労働の割に低い賃金だと聞きます。
一時、高齢化が叫ばれる中、介護保険制度ができ、コムスン等多くの企業が参加し、組織を支えるかのように有資格者も生み出され、安い労働力となったのです。介護福祉士など有資格者の実務をする人が不足気味になった今日、次の介護報酬改定では、思い切った引き上げをする必要があると思います。
次に、大分県教員採用汚職事件は全国に教育不振の種をまきました。求人に対し多くの人が応募することから、このような事件になったと思います。金額だけの問題ではないと思いますが、大分県の教員は他の業種と比較し、賃金が高すぎるのかもしれません。
7月25日:シビックホール「コロネット」で岡崎の歌姫「大須賀さと子さん」のライブ
8月21日(木)ワンマンライブ案内が載っているページ
http://wish-japan.co.jp/osukasatoko/live8.html

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