年齢を重ねると、暮らしの中で持ち上げる重さが気がかりです。先日18リットル缶のことを書きましたが、持ち上げる限界が近いことを感じます。
重さと言えば、大相撲において体重は1つの武器だとされてきました。事実、小兵力士が幕内にほぼ在籍していない時代もあったのですが、最近の大相撲では、以前と比べて軽量の力士が幕内で活躍することが多く、小兵力士達が道を切り開いたことによって相撲の見方は変わりました。
2018年(平成30年)初場所時点での幕内力士の平均体重は164キロで、幕内力士の平均体重がこの50年で30キロ増加したようです。
今場所(5月場所)での平均体重は157.3キロ。 十両の力士は160.5キログラムだとか、テレビで見ていると、体重を生かした相撲もあるようですが、小兵力士が持ち味を発揮し、巨漢力士を翻弄(ほんろう)する相撲は見応えがあります。
神話の時代、ケンカや取っ組み合いから始まった相撲も、次第に娯楽やスポーツとして発達し、ルールや形式が確立されたのは江戸時代に入って、江戸文化によって洗練されていったといわれます。
日本人の男子平均体重は、20歳で約70キログラム、30歳で約75キログラムと言われていて、力士の体重はおよそ倍の重さですから驚きます。小兵と言われる力士の体重と比較し、プロ野球の選手でもいません。
力士の重さを気にしながら、きょう13日目の取り組みをテレビで見たいと思います。

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